がん免疫療法コラム
甲状腺がんの初期症状とは?特徴と原因、検査や治療法など詳しく解説
甲状腺がんは、首の前部に位置する甲状腺に発生するがんであり、他のがんと同様に、早期発見が非常に重要です。
しかし、初期症状は非常に軽いため、見逃されやすい場合があります。
典型的な初期症状には、首のしこりや腫れ、声のかすれ、飲み込みにくさなどが見られますが、痛みを伴わないことが多く、日常生活に大きな支障を感じないことも多くあります。
今回の記事では、甲状腺がんの初期症状や特徴、考えられる原因、診断に使用される検査方法、さらに治療法について詳しく解説していきます。
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副作用が少なく、他の治療と併用できる!
6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。
治療法は、採血と点滴だけの通院治療です。
6種複合免疫療法をおすすめする理由
- がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
- 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
- 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。
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INDEX
甲状腺がんとは?
甲状腺がんは、首の前に位置する甲状腺に発生する悪性腫瘍の一種です。
甲状腺はホルモンを分泌し、代謝や体温調節に重要な役割を果たしています。
一般的に、甲状腺がんは進行が遅く、予後が良いことが多いですが、種類や進行度によって治療法や経過は異なります。
甲状腺がんの特徴と原因
甲状腺がんは、比較的進行が遅く予後が良好なことが特徴です。
特に、乳頭がんと濾胞がんという2つのタイプが多く見られ、これらは治療によって高い治癒率が期待できるとされています。
一方で、未分化がんは進行が早く、髄様がんは転移のリスクが高いため、がんの種類によって治療の難しさや経過が異なります。
甲状腺がんの原因としては、遺伝的要因や放射線被曝、ホルモンバランスの変化が関与しているとされています。
特に、幼少期に放射線治療を受けた経験がある人や、家族に甲状腺がんの患者さまがいる場合、リスクが高いとされています。
甲状腺がんの種類
甲状腺がんは、その種類によって進行の速さや治療の難易度が異なります。
代表的な甲状腺がんには、乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がんの4つがあります。
乳頭がん
乳頭がんは甲状腺がんの中で最も多く、全体の80〜90%を占めます。
進行が遅く、治療による予後も非常に良好です。
頸部のリンパ節に転移することはありますが、治療効果が高いため、早期発見が鍵となります。
濾胞がん
濾胞がんは、甲状腺の濾胞細胞から発生し、乳頭がんに次いで多く見られるタイプです。
血行性転移が特徴で、骨や肺に転移することがありますが、乳頭がんと同様に治療によって高い治癒率が期待できます。
髄様がん
髄様がんは、甲状腺のC細胞から発生し、全甲状腺がんの約5〜10%を占めます。
遺伝的要因が強く、家族性のケースも多いため、早期の遺伝子検査や診断が重要です。
未分化がん
未分化がんは非常に稀ですが、進行が非常に速く、予後が最も悪いタイプです。
迅速な治療が求められるものの、治療法が限られており、早期発見が難しいことが課題となっています。
甲状腺がんの初期症状とは?
甲状腺がんの初期症状には他の病気と似た軽い症状が多く、見逃されやすい点が特徴です。
首のしこりや腫れ、声のかすれ、飲み込みにくさなどが代表的ですが、これらの症状は痛みを伴わないことが多く、日常生活に支障をきたしにくいため、気づかれにくいことがあります。
甲状腺がんの初期症状1:首のしこりや腫れ
甲状腺がんの初期症状で最もよく見られるのが、首にしこりや腫れを感じることです。
このしこりは、甲状腺に腫瘍ができることで発生し、痛みを伴わないことが多いため、発見が遅れることがあります。
しこりが徐々に大きくなると、周囲の組織や気管、食道に影響を与える可能性もあります。
早期段階では、自己検診や定期的な健康診断で発見されることが多いため、首元の変化に注意することが大切です。
甲状腺がんの初期症状2:声のかすれ
甲状腺がんの初期症状として、声のかすれが現れることがあります。
これは、腫瘍が声帯を動かす神経に影響を与えることで声がかすれ、話しにくくなるためです。
特に、声のかすれが続いたり、急に声のトーンが変わる場合は、注意が必要です。
この症状は甲状腺がんに特有のものではありませんが、長期間続く場合は医師に相談し、甲状腺や首周りの検査を受けることが推奨されます。
甲状腺がんの初期症状3:飲み込みにくさ
甲状腺がんの初期症状の一つに、食べ物や飲み物を飲み込む際の違和感や困難さがあります。
これは、腫瘍が食道や気管に近接している場合に、それらの器官を圧迫することで発生します。
最初は軽い違和感から始まり、進行すると飲み込む際に痛みや強い違和感を覚えることがあります。
飲み込みにくさが続く場合は、早期に医療機関を受診し、適切な検査を受けることが重要です。
甲状腺がんの検査方法
甲状腺がんの検査は、早期発見と正確な診断のために複数の方法を使用します。
まず、触診によって首のしこりや腫れを確認しますが、より精密な検査として一般的なのが超音波検査です。
超音波検査では、甲状腺や周囲の組織の詳細な画像を取得し、腫瘍の大きさや位置を評価します。
さらに、超音波ガイド下で細い針を使って腫瘍の一部を採取し、顕微鏡で分析する「細胞診」によって、がん細胞の有無や性質が判定されます。
また、血液検査も行われ、甲状腺ホルモンの異常を調べるほか、髄様がんの場合にはカルシトニンやCEAといった腫瘍マーカーの測定も実施されます。
加えて、CTやMRIといった画像診断は、がんの進行状況や転移の有無を確認する際に役立ちます。
複数の検査を組み合わせることで、甲状腺がんの診断精度を高め、適切な治療計画を立てることができます。
甲状腺がんのステージと治療法とは?
甲状腺がんの治療法は、がんのステージ(進行度)によって異なります。
ステージは、腫瘍の大きさや周囲のリンパ節、他の臓器への転移状況に基づいて決定され、それに応じて治療の選択肢が変わってきます。
初期段階のがんでは手術が主な治療法ですが、進行した場合には放射線治療や薬物療法が併用されることもあります。
薬物療法
薬物療法は、甲状腺がんの進行がんや手術後の再発予防に用いられることがあります。
特に、進行した甲状腺がんや転移が確認された場合には、分子標的薬や放射性ヨウ素治療が有効です。
分子標的薬は、がん細胞の増殖や血管新生を抑える働きがあり、特定の遺伝子変異を持つ甲状腺がん患者さまに使用されることが多いです。
放射性ヨウ素治療は、甲状腺がん細胞がヨウ素を吸収する特性を利用して、体内に投与された放射性ヨウ素ががん細胞を攻撃する治療法です。
この治療は特に乳頭がんや濾胞がんに有効で、手術後に残存する甲状腺組織や転移病変の治療に使用されます。
髄様がんや未分化がんの場合には、抗がん剤が使用されることがあり、進行度や患者さまの体調に応じて適切な薬剤が選択されます。
薬物療法は、他の治療法と組み合わせて行われることが多く、治療効果を最大限に引き出すために個別に調整されます。
手術療法
手術療法は、甲状腺がんの主要な治療法であり、特に早期のがんに対して高い効果が期待されます。
手術では、がんが発生した甲状腺の一部または全体を切除します。
進行がんや広範囲に広がっている場合には、甲状腺全摘術が行われ、再発リスクを減らすためにリンパ節も同時に摘出することが一般的です。
一方、がんが限定的である場合には、甲状腺の一部を残す部分摘出術が選択されることもあります。
手術後には、甲状腺ホルモンを補うためのホルモン補充療法が必要になることがあり、特に甲状腺全摘術を受けた患者さまは生涯にわたりホルモン補充を行うことが一般的です。
手術のリスクには、声帯に関連する神経損傷やカルシウム代謝に関わる副甲状腺の機能低下が含まれますが、これらは術中の慎重な操作によって最小限に抑えることが可能です。
放射線治療
放射線治療は、甲状腺がんの進行度や患者さまの状況に応じて行われる治療法の一つです。
特に、手術で取りきれなかったがん細胞や再発リスクがある場合、または手術が適さない患者さまに対して使用されます。
甲状腺がんに対する放射線治療では、外部から高エネルギーの放射線を照射し、がん細胞の成長や分裂を抑える効果があります。
この治療法は、主に未分化がんや進行がんに効果があるとされており、放射性ヨウ素治療が効かない場合にも選択されます。
また、近年の技術進歩により、放射線を正確に照射できるようになり、副作用を最小限に抑えることが可能です。
副作用としては、放射線が当たった周辺の正常な組織に炎症や損傷が起こることがありますが、これらは治療後に徐々に回復することが多いです。
対症療法(緩和ケア)
対症療法(緩和ケア)は、甲状腺がんの進行による痛みや不快感、生活の質の低下に対応するための重要なケアです。
根本的な治療ではなく、症状を軽減し、患者さまの生活の質を向上させることを目的としています。
具体的には、痛みや呼吸困難、食欲不振に対して薬物療法や呼吸リハビリ、栄養サポートなどが行われます。
特に進行がんの患者さまにとっては、身体的な苦痛だけでなく、精神的な負担も大きいため、心理カウンセリングや家族へのサポートも緩和ケアの一環として提供されます。
また、患者さまが治療の選択を自ら行えるよう、治療のメリットとデメリットを十分に理解し、医師や看護師と連携してケアプランを立てることが重要です。
緩和ケアは、治療の進行にかかわらず早期から取り入れることで、患者さまの生活をより快適に保つ重要な手段となります。
ステージ4の甲状腺がんでは免疫療法も選択肢の一つ
ステージ4の甲状腺がんは、進行が進んだ状態であり、治療には多角的なアプローチが必要です。
従来の手術、放射線治療、薬物療法に加えて、免疫療法も注目される治療の一つです。
特に「6種複合免疫療法」は、体の免疫機能を高めてがん細胞と闘う治療法であり、他の治療法と併用することで相乗効果が期待されます。
この治療法は体への負担が少なく、患者さまの生活の質を維持しながら治療を進められる点が大きなメリットです。
また、免疫療法は、化学療法や放射線治療などの従来の治療法と併用できる点も大きな特徴です。
副作用が比較的軽く、治療による体力の低下が少ないため、患者さまにとって身体的な負担が軽減される点も大きなメリットです。
ステージ4の甲状腺がん患者さまにとって、免疫療法は治療の選択肢を広げ、生活の質を維持しながら治療を進めるための重要な方法と言えるでしょう。
甲状腺がんを予防するために
甲状腺がんを予防するためには、いくつかの生活習慣や環境要因に注意することが重要です。
まず、放射線被曝を避けることが甲状腺がんのリスクを減らすために重要なポイントです。
特に、幼少期に放射線治療を受けた経験がある方や、放射線被曝のリスクが高い環境にいる方は、定期的な検査を受けることが推奨されます。
また、ヨウ素の過不足も甲状腺の機能に影響を与えるため、バランスの取れた食生活を心がけることが大切です。
海藻類や魚介類を適度に摂取することで、ヨウ素の過剰摂取や不足を防ぐことができます。
さらに、家族に甲状腺がんの既往歴がある場合、遺伝的リスクが高い可能性があるため、早期発見を目的とした定期的な健康診断や専門医の診察が予防に役立ちます。
甲状腺がんに関するよくある質問
ここでは、甲状腺がんに関するよくある質問に対し、わかりやすく丁寧に解説し、皆様の不安や疑問を解消するための情報を提供します。
甲状腺がんの前兆は?
甲状腺がんの前兆として最もよく見られるのは、首にできるしこりや腫れです。
このしこりは多くの場合、痛みがなく日常生活に支障が少ないため、見逃されやすい特徴があります。
また、声がかすれる、飲み込みにくい、呼吸がしづらいといった症状が現れることがありますが、これはがんが声帯や気管を圧迫している可能性を示しています。
これらの前兆は甲状腺がんに限らず、他の疾患でも見られることがあるため、異常を感じた場合は早めに医療機関で診察を受けることが重要です。
甲状腺がんの生存率は?
甲状腺がんの生存率は、がんの種類や進行度によって異なりますが、全体的に予後が良いとされています。
特に、乳頭がんや濾胞がんは、早期発見と適切な治療が行われれば、5年生存率は90%以上で、完治が期待できるケースも多いです。
一方、髄様がんや未分化がんは進行が早く、治療が難しいため、生存率が低くなります。
未分化がんの場合、5年生存率は10%未満とされていますが、治療法の進展によって改善が見込まれています。
参考:院内がん登録生存率集計結果閲覧システム 甲状腺乳頭濾胞がん5年生存率
院内がん登録生存率集計結果閲覧システム 甲状腺未分化がん5年生存率
甲状腺がんは血液検査でわかりますか?
甲状腺がんは、血液検査だけで確定診断することはできませんが、いくつかの指標を通じてがんの疑いを持つことができます。
例えば、血液検査では、甲状腺ホルモンの異常値や、髄様がんに関連する腫瘍マーカーであるカルシトニンやCEAの値が高い場合、がんの可能性が考えられます。
ただし、これらの異常値だけで診断を下すことはできないため、超音波検査や細胞診などの他の検査が必要です。
血液検査は、甲状腺機能の評価や治療後の経過観察に役立ちますが、がんの確定診断には画像診断や細胞診が必要です。
甲状腺がんと6種複合免疫療法
甲状腺がんの治療には、従来の手術、放射線治療、薬物療法に加えて、免疫療法が新たな選択肢として注目されています。
特に「6種複合免疫療法」は、体の免疫機能を最大限に活用し、がん細胞を攻撃する治療法です。
この治療法は、役割の異なる6つの免疫細胞を活性化させ、がんへの攻撃力を高めます。
甲状腺がんにおいても、この6種複合免疫療法は、従来の治療法と併用することで治療効果を高めることが期待されています。
副作用が少ない6種複合免疫療法
「6種複合免疫療法」の特徴を3つ紹介します。
①がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
がん3大療法(外科手術/化学療法/放射線治療)との併用が可能で、一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。
また、手術後に残ったがん細胞にも対応し、がん細胞増殖の抑制、再発・転移の予防にも効果的です
②副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
患者さまご自身の免疫細胞を使用するため、抗がん剤のような強い副作用がほとんどありません。
そのため、他のがん治療で治療継続は困難と判断された場合でも、6種複合免疫療法なら治療を継続できる可能性があります。
また、費用は治療ごとでのお支払いのため、医療費を一度にまとめて支払う必要もありません。
③入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
6種複合免疫療法は、採血によって取り出した免疫細胞を培養し、活性化させた後点滴で体内に戻すという治療法です
方法は、採血と点滴だけの通院治療です。
そのため、入院の必要がなく、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができます。
6種複合免疫療法の治療効果 以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果を紹介します。
A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。
また、6種複合免疫療法の大きな特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。
以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です
ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。
詳細は以下よりお問い合わせください。
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