がん免疫療法コラム
前立腺がんの余命とは?症状や治療法、ステージ4の生存率についても解説
前立腺がんは、男性に多く見られるがんの一つであり、特に高齢者に多く発症します。
このがんは進行が比較的緩やかで、早期に発見されることが多いため、治療によって長期的な生存が期待できるケースもあります。
しかし、進行度によって治療法や生存率は大きく異なります。
今回の記事では、前立腺がんの主な症状、治療法、ステージごとの生存率について解説し、特にステージ4の進行がんに対する治療法や余命についても詳しく説明します。
福岡同仁クリニックでは、「6種複合免疫療法」をお勧めしています。
この療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外に取り出し、活性化・増殖させてから再び体内へ戻し、がんと闘う力を高める免疫療法です。
6種複合免疫療法をおすすめする理由
- がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがん※に対応する
- 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
- 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
※一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。
がん治療は、決して一人で抱え込む必要はありません。医師やご家族としっかりと相談し、最善の選択肢を見つけましょう。
6種複合免疫療法も、がん治療の一つの選択肢としてご検討ください。
今すぐ詳細を知りたい方は、以下よりお問い合わせください。
INDEX
前立腺がんとは?
前立腺がんは、前立腺に発生する男性特有の悪性腫瘍で、特に高齢者に多く見られます。
50歳以上になるとリスクが増加しやすくなります。
前立腺は、精液の一部を生成する臓器で、膀胱の下、直腸の前に位置しています。
初期の前立腺がんは自覚症状がほとんどないため、定期的な検診が重要です。
がんが進行すると、尿の出が悪くなる、血尿、頻尿、そして骨に転移した場合には骨の痛みなどの症状が現れることがあります。
前立腺がんは、早期発見と適切な治療が行われれば、治療効果が期待できるがんです。
前立腺がんのステージと症状とは?
前立腺がんは進行度によってステージに分類され、それに応じて症状や治療法が異なります。
早期の前立腺がんでは自覚症状がほとんどなく、検診や血液検査で偶然発見されることが多いです。
しかし、がんが進行すると、排尿困難、頻尿、血尿といった症状が現れることがあります。
以下に、前立腺がんのステージと症状について詳しく説明します。
前立腺がんステージ1の症状
ステージ1の前立腺がんは、がんが前立腺内に限局している非常に早期の段階です。
この段階では、明確な自覚症状がほとんど見られません。
排尿障害や痛みなどの症状は通常なく、定期的な健康診断やPSA(前立腺特異抗原)検査で偶然発見されることが多いです。
がんが小さく、他の組織や臓器に広がっていないため、この段階で発見された場合、治療の成功率は非常に高く、早期治療によって完全に治癒する可能性も大いにあります。
前立腺がんステージ2の症状
ステージ2の前立腺がんでは、がんは依然として前立腺内にとどまっていますが、ステージ1よりもやや進行しています。
この段階でも自覚症状がないことが多いですが、一部の患者さまでは排尿に関する問題が見られることがあります。具体的には、排尿時の違和感や尿の出にくさ、夜間の頻尿、排尿後の残尿感が挙げられます。
ただし、これらの症状は前立腺肥大症など他の病気でも見られるため、必ずしも前立腺がん特有のものではありません。
前立腺がんステージ3の症状
ステージ3の前立腺がんでは、がんが前立腺を超えて周囲の組織に広がり始めています。
排尿に関する症状がより顕著になり、頻尿や排尿困難、尿の勢いの低下といった症状が見られます。
また、がんが周囲の神経や組織に浸潤することで、骨盤や腰に痛みを感じることもあります。
さらに、夜間頻尿や血尿、精液に血が混じることも報告されています。
前立腺がんステージ4の症状
ステージ4の前立腺がんでは、がんが前立腺を超え、リンパ節や他の臓器、特に骨に転移しています。
骨転移による腰や背中、股関節などの激しい痛みが現れ、骨折のリスクも高まります。頻尿や排尿障害に加えて、血尿が見られることもあります。
さらに、がんが全身に広がると、全身倦怠感、体重減少、貧血などの全身症状も現れます。
前立腺がんの余命とは?ステージごとの5年生存率
前立腺がんの予後や余命は、ステージによって大きく異なります。
一般的に前立腺がんは進行が緩やかなため、早期に発見されれば生存率が非常に高いです。
ステージ1および2の前立腺がんでは、5年生存率は90%前後で、多くの患者さまが長期にわたって生存しています。
しかし、ステージ3になるとがんが前立腺を越えて広がるため、生存率は86.4%とやや低下します。
ステージ4では、がんがリンパ節や他の臓器に転移しており、5年生存率は51.1%に下がることもあります。
参考:院内がん登録生存率集計結果閲覧システム 前立腺がん5年生存率 |がん情報サービス
前立腺がんの転移について
前立腺がんは、早期に発見されれば治療の選択肢が多く、生存率も高いがんです。
しかし、進行すると他の臓器や骨に転移するリスクが高まります。
特に、骨への転移は前立腺がんの特徴的な症状の一つで、痛みや骨折の原因となることがあります。
転移が進むと治療が難しくなり、生存率にも影響を及ぼすため、早期発見と適切な治療が重要です。
ここでは、前立腺がんが転移しやすい部位や、転移した場合の症状について詳しく説明します。
前立腺がんが転移しやすい場所
前立腺がんが進行すると、さまざまな部位に転移する可能性があります。最も転移しやすいのは「骨」で、特に脊椎、骨盤、大腿骨への転移が多く見られます。
骨への転移は激しい痛みや骨折を引き起こし、患者さまの生活の質(QOL)に大きな影響を与えることがあります。
また、がん細胞はリンパ節、肺、肝臓にも転移することがあります。
前立腺がんが転移した場合の症状
前立腺がんが転移した場合、転移先によってさまざまな症状が現れます。
最も一般的なのは骨への転移で、特に脊椎や骨盤に痛みを伴うことが多く、骨折や歩行困難などの問題を引き起こすことがあります。
また、肺に転移した場合は息切れ、咳、呼吸困難などの症状が現れます。
肝臓に転移した場合には黄疸や腹部の不快感、全身の倦怠感が見られます。
さらに、リンパ節に転移すると腫れや圧迫感を感じることがあります。
前立腺がんが転移すると、進行に伴い多くの身体的な不調が発生し、生活の質に大きく影響を与えます。
前立腺がんのステージと治療法とは?
前立腺がんは、進行度に応じてステージに分類され、がんの広がり具合や治療法が異なります。
以下に、前立腺がんの主な治療法について説明します。
前立腺がんの治療法①監視療法
監視療法は、進行が遅い早期の前立腺がん患者さまに対して選ばれる治療法で、積極的な治療を行わずに定期的な検査でがんの進行を見守る方法です。
特に高齢者や進行の遅いがんの場合、治療の副作用を避ける目的でこの方法が選ばれることがあります。
PSA検査や生検、画像診断を定期的に行い、がんの進行が確認された場合には、治療方針を変更します。
監視療法は、患者さまの生活の質を保ちながらがんを管理する方法として注目されています。
前立腺がんの治療法②フォーカルセラピー(Focal therapy)
フォーカルセラピーは、がんが局所的に限られている場合に適用される低侵襲の治療法です。
がんが存在する部分に集中的に治療を行い、副作用を最小限に抑えられる点が特徴です。
排尿機能や性機能への影響を抑えることができ、HIFU(高密度焦点超音波療法)や凍結療法が代表的な手法です。
治療後の回復も早く、患者さまの生活の質を維持しやすい点がメリットです。
前立腺がんの治療法③手術
前立腺がんの手術では、主に前立腺全摘出術が行われ、がんが前立腺内に限局している場合に効果的です。
手術には開腹手術、腹腔鏡手術、ロボット支援手術などがあり、患者さまの状態に応じて適切な方法が選択されます。
特にロボット支援手術は、精密な操作が可能で、術後の合併症や回復期間の短縮が期待されています。
ただし、手術後には排尿機能や性機能に障害が生じる可能性があり、リスクを十分に考慮する必要があります。
前立腺がんの治療法④放射線治療
放射線治療は、高エネルギーの放射線を使用してがん細胞を死滅させる治療法です。
手術が難しい患者さまや局所進行がんに対して使用され、外部からの放射線照射(外部放射線療法)や前立腺内に放射線源を埋め込む内部放射線療法(小線源治療)が行われます。
放射線治療は手術と同等の効果を持ちながら、体への負担が少ないことが特徴です。
ただし、排尿障害や直腸障害などのリスクが伴うこともあるため、適切な治療法を選択することが重要です。
前立腺がんの治療法⑤薬物療法
薬物療法は、進行した前立腺がんや再発がんに対して行われる治療法で、ホルモン療法と化学療法が主な手段です。
ホルモン療法は、前立腺がんの成長を抑えるために男性ホルモン(テストステロン)の作用を抑制する治療法です。
ホルモン療法が効果を示さなくなった場合には、抗がん剤を使った化学療法が行われます。
薬物療法は単独でも有効ですが、放射線治療や手術と併用することでさらに治療効果を高めることが期待されます。
ステージ4の前立腺がんでの免疫療法
ステージ4の前立腺がんでは、免疫療法が治療の選択肢の一つとして注目されています。
免疫療法は、患者さま自身の免疫システムを活性化させ、がん細胞を攻撃する力を高める治療法です。
代表的な免疫療法として、免疫チェックポイント阻害薬やワクチン療法があります。
免疫チェックポイント阻害薬は、がん細胞が免疫システムの攻撃を回避する仕組みをブロックし、免疫細胞ががんを効果的に攻撃できるようにします。
また、ワクチン療法は特定のがん細胞に対して免疫反応を引き起こし、がんの増殖を抑える役割を果たします。
さらに、近年注目されている「6種複合免疫療法」は、複数の免疫細胞を活性化させ、より強力な治療効果を目指すアプローチです。
6種複合免疫療法は他の治療法とも併用でき、体への負担が比較的少ないため、患者さまの生活の質を維持しながら治療を続けることが可能です。
特に進行がんに対しても、免疫療法は有望な選択肢として期待されています。
前立腺がんに関するよくある質問
ここでは、前立腺がんに関するよくある質問について分かりやすく解説します。
前立腺がんステージ4が完治することはありますか?
前立腺がんのステージ4では、がんが他の臓器に転移しているため、完治の可能性は非常に低いです。
しかし、近年の医療技術の進展により、治療によって症状をコントロールし、長期生存が可能です。ステージ4ではホルモン療法や化学療法、放射線療法が一般的に行われます。
また、免疫療法などの新しい治療法も効果を示しており、これらを組み合わせることで生活の質を維持しながらがんと共存することが目指されています。
前立腺がんになる原因と予防法を教えてください。
前立腺がんの明確な原因はまだ完全には解明されていませんが、年齢、遺伝、ホルモンの影響が主なリスク要因とされています。
特に男性ホルモンであるテストステロンが、前立腺がんの発生や進行に関与していると考えられています。
また、家族に前立腺がんの既往がある場合、リスクが高まることが知られています。
予防策としては、生活習慣の改善が有効です。
バランスの取れた食事、適度な運動、体重管理、禁煙が推奨されます。特に脂肪分の多い食事や過剰なアルコール摂取を控えることが、前立腺がんの予防に役立つ可能性があります。
また、定期的な健康診断やPSA(前立腺特異抗原)検査を受けることで早期発見が可能となり、生存率を高めることができます。
前立腺がんになりやすい人はどんな人ですか?
前立腺がんになりやすい人には、いくつかの共通したリスク要因があります。
まず、年齢が50歳以上の男性はリスクが高まり、特に65歳以上で発症することが多いです。
また、家族に前立腺がんの患者さまがいる場合、遺伝的要因も関係しており、家族歴がある人はリスクが高まります。
さらに、食生活も影響を与えます。脂肪分の多い食事、特に動物性脂肪の多い食事を摂取する人は前立腺がんのリスクが高くなる傾向にあります。
肥満や運動不足もリスクを高める要因とされているため、生活習慣の改善と定期的な検診が重要です。
前立腺ガンの前兆は何ですか?
前立腺がんの初期段階では、はっきりとした症状が現れにくいことが多いですが、いくつかの前兆となる症状があります。
特に排尿に関する問題がよく見られ、頻尿や夜間の排尿、尿の勢いが弱くなる、排尿後に尿が残る感じがすることがあります。
また、排尿時の痛みや血尿も前兆の一つです。前立腺が大きくなることで、膀胱や尿道に圧力がかかり、尿のトラブルが生じる場合があります。
これらの症状は、前立腺肥大や他の疾患でも見られるため、症状が現れた場合は早期に検査を受けることが重要です。
特に50歳以上の男性や家族歴がある人は、定期的な検診を受けることで、前立腺がんの早期発見と治療につながります。
前立腺がんは、初期段階では症状が出にくいですが、進行すると排尿に関する問題や、骨などへの転移が見られることがあります。
特にステージ4では、がんが他の臓器や骨に転移しているケースが多く、治療法の選択が重要となります。
従来の治療法には、手術、放射線治療、薬物療法が一般的に使用されますが、最近では免疫療法も注目されています。
中でも「6種複合免疫療法」は、免疫システムを活性化させてがん細胞を攻撃する治療法で、他の治療法と併用できる点が特徴です。
前立腺がんと6種複合免疫療法
この治療法は、患者さまの免疫力を強化し、がん細胞を攻撃する力を高めるもので、体への負担が少なく、他の治療法と併用しやすいのが特徴です。
副作用も比較的軽いため、生活の質を保ちながら治療を続けることが可能です。
「6種複合免疫療法」の特徴を3つ紹介します。
①がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
がん3大療法(外科手術/化学療法/放射線治療)との併用が可能で、一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。
また、手術後に残ったがん細胞にも対応し、がん細胞増殖の抑制、再発・転移の予防にも効果的です。
②副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
患者さまご自身の免疫細胞を使用するため、抗がん剤のような強い副作用がほとんどありません。
そのため、他のがん治療で治療継続は困難と判断された場合でも、免疫療法なら治療を継続できる可能性があります。
また、費用は治療ごとでのお支払いのため、医療費を一度にまとめて支払う必要もありません。
③入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
6種複合免疫療法は、採血によって取り出した免疫細胞を培養し、活性化させた後、点滴で体内に戻すという治療法です。
そのため、入院の必要がなく、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができます。
6種複合免疫療法の治療効果
以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果を紹介します。
A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。
また、6種複合免疫療法の大きな特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。
以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。
詳細は以下よりお問い合わせください。
6種複合免疫療法の注意点
免疫力を利用してがん細胞を攻撃する6種免疫療法は、一般的ながん治療と比べて体への負担が少なく、体力を温存しながら治療を進めることが可能です。
しかし、この治療法には一つの注意点があります。
それは、6種複合免疫療法は自由診療であるということです。つまり、治療費は全て自費で賄わなければなりません。
治療は提携医療機関で行われますが、公的医療保険の適用外であり、がん保険の「先進医療特約」なども適用されません。
保険治療と比べると治療費が高額に感じられるかもしれませんが、6種複合免疫療法には他の治療法にない多くの利点があります。ご興味のある方は、まずは福岡同仁クリニックにご相談ください。
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