がん免疫療法コラム

癌の治療費って平均どれくらい?払えない場合は?高額療養費制度と保険適応について解説

「癌の治療費っていくらなの?」

「高すぎて払えない」

癌の治療費用について不安を抱えている方もいますよね。

癌の治療は高額なイメージがあり、実際にいくらかかるのか気になりますが、この記事を読めばたった5分で癌の治療費について知ることができます。

治療以外で必要なお金や治療費の補助制度についても合わせて説明していきます。

癌の治療費への不安をなくし、前向きに治療を受けられるようこの記事が参考になれば幸いです。

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癌の治療費はいくらかかるのか


まずは気になる癌の治療費についてご説明します。

癌の治療費の平均

癌の直接の治療費とは、検査費用、診察費用、薬代、入院費用、手術費用などです。

例えば胃がんでは全日本病院協会の「医療費(重症度別)【年間】」によると、996,965円の費用がかかることが分かります。(参考:https://www.ajha.or.jp/hms/qualityhealthcare/pdf/2022/all/2022all_outcome_acute_09a.pdf)

その他にかかる費用

その他の治療費とは、病院までの交通費、入院時の食費、保険会社などに提出する書類作成費、日用品などがあります。この金額は入院期間や病院の基準で、金額にばらつきがあります。直接の治療費だけでなくそれ以外にもかかる費用があることを念頭におく必要があります。

治療費を補助する制度

続いては癌の治療に必要な費用を補助してくれるさまざまな制度についてです。今回は民間の医療保険ではなく公的なものを紹介します。

国民皆保険

上記で紹介した直接的な治療費に関して公的保険が適用されます。お勤め先の健康保険や国民健康保険に加入しているみなさんが受けられる補助制度で、一般的には治療費全体の7割に保険が適応されます。7割の適応だと、100万円のお支払いでしたら実際に支払うのは30万円になります。ですが、年齢によっては負担額が異なる場合もございますのでご注意ください。(厚生労働省ホームページより医療費の一部負担(自己負担)割合について:https://www.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/dl/info02d-37.pdf)

高額療養費制度

高額療養費制度とは健康保険法に基づいて制定されており、その名の通り医療費が高額になった場合に一部の払い戻しを受けられる制度です。申請書を提出することで払い戻しが受けられますが、年齢や所得に応じて限度額が定められていますので、ぜひ一度厚生労働省のホームページでご確認ください。(厚生労働省ホームページより高額療養費制度を利用される皆様へ:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html)

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まとめ


癌の治療費については癌の進行度や治療方法はもちろん、年齢や収入などの個人的な部分が大きく関わります。一概に説明するのは難しいですが、高額な癌治療費でも保険を適応し費用を抑えることはできます。不安を抱え込まずに適切な治療が受けられるよう医療スタッフに相談することが大切です。

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