がん免疫療法コラム
胃がんステージ4の症状とは?治療法やステージ別生存率と余命についても解説
胃がんは日本で非常に多く見られるがんの一つであり、特に進行したステージ4では治療の選択肢が限られます。
ステージ4の胃がんは、がん細胞が胃以外の臓器に転移している状態を指し、進行の程度に応じて生存率や治療法も異なります。
一般的な症状としては、胃の痛み、体重減少、食欲不振、吐血や黒い便などが挙げられます。
今回の記事では、ステージ4の胃がんに見られる具体的な症状や、選択可能な治療法、さらにステージごとの生存率について詳しく解説します。
福岡同仁クリニックでは、「6種複合免疫療法」をお勧めしています。
この療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外に取り出し、活性化・増殖させてから再び体内へ戻し、がんと闘う力を高める免疫療法です。
6種複合免疫療法をおすすめする理由
- がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがん※に対応する
- 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
- 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
※一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。
がん治療は、決して一人で抱え込む必要はありません。医師やご家族としっかりと相談し、最善の選択肢を見つけましょう。
6種複合免疫療法も、がん治療の一つの選択肢としてご検討ください。
今すぐ詳細を知りたい方は、以下よりお問い合わせください。
INDEX
胃がんとは?
胃がんは、胃の内壁にできる悪性腫瘍で、胃の粘膜細胞が異常に増殖することで発症します。
初期段階では自覚症状が少なく、症状が現れたときにはすでに進行していることも少なくありません。
一般的な症状としては、胃の不快感、胸やけ、食欲不振、体重減少、吐き気や嘔吐などが挙げられます。
進行すると、胃痛や出血が見られ、さらには他の臓器に転移することもあります。早期発見が生存率を大きく左右するため、定期的な胃の検査や健康診断が非常に重要です。
胃がんのステージと症状とは?
胃がんは、進行度によって「ステージ」に分類され、がんの広がりや転移の有無によって異なります。
ステージ1では症状がほとんど現れないことが多いですが、進行するにつれて胃痛や不快感、食欲不振、体重減少などの症状が見られます。
ステージ4に進行すると、がんが他の臓器に転移し、さらに多くの症状が加わります。
胃がんステージ1の症状
ステージ1の胃がんでは、ほとんど症状が現れず、自覚が難しいのが特徴です。
がんが胃の粘膜層にとどまっているため、痛みや不快感などの典型的な症状が出にくい傾向があります。
そのため、検診や健康診断で偶然発見されることが多いです。
まれに軽い胃の違和感や消化不良、軽度の食欲不振が見られることもありますが、これらの症状は一般的な体調不良と見分けがつきにくいため、初期段階での診断は難しいです。
早期発見には、定期的な内視鏡検査や胃がん検診が重要です。特にリスク要因がある人は、定期的な検査を受けることが推奨されます。
胃がんステージ2の症状
ステージ2の胃がんでは、がんが胃の壁を越えて進行し、周囲のリンパ節に転移が見られることがあります。
この段階でも症状は比較的軽いため、見逃されがちですが、徐々に消化器系の不調が現れることがあります。
具体的には、胃の不快感、軽い胃痛、満腹感が続いたり、食欲不振が現れることが多いです。
また、食事を少量しか摂れなくなる、体重が減少するなどの症状も出ることがありますが、これらは他の消化器系の病気とも共通するため、特有の症状とは限りません。
胃がんステージ3の症状
ステージ3の胃がんでは、がんが胃の外壁や周囲の組織に広がり、リンパ節にも転移していることが多く、症状がより顕著になります。
持続的な胃痛や胃の不快感に加え、食欲不振、体重減少、貧血の症状が頻繁に見られます。
食後にすぐ満腹感を感じたり、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。また、がんが胃の外に広がると、腸閉塞や黄疸など、消化管や肝臓に影響を及ぼす症状が現れることもあります。
胃がんステージ4の症状
ステージ4の胃がんでは、がんが胃の外に広がり、他の臓器やリンパ節、肝臓、肺などに転移していることが多く、症状も顕著に現れます。
強い胃痛や持続的な不快感、急激な体重減少、極度の疲労感が典型的な症状です。
また、食欲不振や早期満腹感、吐き気、嘔吐が頻繁に見られます。がんが肝臓や腹膜に転移すると、腹水がたまることで腹部が膨張し、黄疸の症状が現れることもあります。
進行に伴い、痛みや内臓機能の低下が引き起こされ、生活の質が著しく低下します。
胃がんのステージごとの5年生存率と余命
胃がんの5年生存率は、がんの進行度によって大きく異なります。
ステージ1では、早期発見によって治療が効果を発揮しやすく、5年生存率は82.0%と高い水準です。
しかし、ステージが進行するにつれて生存率は低下します。ステージ2では60.2%、ステージ3では37.4%まで下がります。
特にステージ4では、がんが他の臓器に転移しているため、5年生存率は5.8%と非常に厳しい状況となります。
余命は明確に判断することは難しいため、生存率からおおよそを想定することになります。
参考:院内がん登録生存率集計結果閲覧システム 胃がん5年生存率|がん情報サービス
胃がんの転移について
胃がんは進行すると、他の臓器に転移する可能性があります。
転移が進むことで治療が難しくなり、生存率にも大きな影響を与えます。
特にリンパ節、肝臓、肺、骨などへの転移がよく見られ、ステージが進むにつれて転移のリスクも増加します。
転移が起こると治療の選択肢が限られ、手術が不可能になることもあります。ここでは、胃がんが転移しやすい部位について詳しく解説します。
胃がんが転移しやすい場所
胃がんが進行すると、いくつかの臓器に転移することがあります。
特に転移しやすいのはリンパ節、肝臓、肺、骨です。
胃の近くにあるリンパ節への転移は早期から見られることが多く、肝臓への転移は血液を通じて広がるため、胃がんの転移先として一般的です。
また、肺や骨への転移も見られ、これらの部位に転移すると症状が悪化し、治療が困難になることがあります。
胃がんが転移した場合の症状
胃がんが転移した場合、転移先の臓器によって現れる症状が異なります。
リンパ節に転移すると、リンパ節の腫れが見られることがあります。
肝臓への転移では、腹部の痛みや黄疸、倦怠感、肝機能の低下が現れます。肺への転移では、咳や息切れ、胸の痛みといった呼吸器症状が見られます。
また、骨に転移すると骨の痛みや骨折のリスクが高まり、骨が脆くなることもあります。
胃がんのステージと治療法とは?
胃がんは進行度に応じてステージに分類され、それぞれのステージに応じた治療法が選択されます。
早期のステージ1では、がんが胃の内側にとどまっているため、手術が主な治療法となります。
しかし、ステージが進むにつれてがんが周囲のリンパ節や他の臓器に広がり、より複雑な治療が必要となります。
ステージ4では、転移が広範囲に及ぶため、手術に加えて化学療法や免疫療法などの治療法が検討されます。
胃がんの治療法①内視鏡治療
内視鏡治療は、主に早期の胃がんに適用される治療法で、がんが胃の内側に限局している場合に効果的です。
内視鏡を使って胃の内部を観察しながら、がん細胞を直接切除します。
特に、がんが粘膜層にとどまっている場合に行われ、体への負担が少ないのが特徴です。
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)や内視鏡的粘膜切除術(EMR)がよく使われ、切開を伴わないため回復が早いとされています。
ただし、進行したがんには適用できず、ステージが進んでいる場合は手術や化学療法などが必要となります。
胃がんの治療法②手術
手術は、胃がん治療において最も一般的で効果的な方法です。
がんが胃の外に広がっていない場合、根治を目指して胃の一部または全体を切除する手術が行われます。
切除範囲はがんの進行度や位置に応じて異なり、部分的切除や全摘が選択されます。
さらに、周囲のリンパ節を同時に切除するリンパ節郭清も行われます。進行がんの場合には、胃以外の臓器に広がったがんも一緒に切除することがあります。
近年では、低侵襲の腹腔鏡手術やロボット支援手術も導入され、体への負担を軽減し、回復を早める効果が期待されています。
胃がんの治療法③薬物療法
薬物療法は、進行した胃がんや再発のリスクがある場合に重要な治療法です。
がん細胞の増殖を抑えるために、フルオロウラシル(5-FU)やシスプラチンなどの抗がん剤が一般的に使用されます。
また、HER2陽性の胃がんには、トラスツズマブ(ハーセプチン)といった分子標的薬が効果を発揮します。
化学療法は単独で行われることもありますが、手術と併用して治療効果を高めることが期待されます。
ステージ4の胃がんでは免疫療法も選択肢の一つ
ステージ4の胃がんにおいて、免疫療法が治療の選択肢として注目されています。
免疫療法は、患者さま自身の免疫システムを強化し、がん細胞を攻撃する力を高める治療法です。
代表的な免疫療法には「免疫チェックポイント阻害薬」があり、これはがん細胞が免疫システムを抑制する仕組みをブロックし、免疫細胞が再びがん細胞を攻撃できるようにします。
具体的には、PD-1やPD-L1阻害薬がよく使用されます。
さらに、サイトカイン療法も有望な選択肢です。
この治療法は、免疫細胞を活性化させるタンパク質(サイトカイン)を体内に注入し、免疫反応を促進することで、がん細胞に対する抵抗力を高めます。
また、6種複合免疫療法も治療効果に期待できます。
これは、6種類の免疫細胞を強化し、がんへの攻撃力を高める治療法です。
体への負担を軽減しながら効果的にがんを治療します。これらの免疫療法は、他の治療法と併用することで、ステージ4の胃がん患者さまにとって有望な治療法となります。
胃がんに関するよくある質問
ここでは、胃がんに関するよくある質問に答え、症状や原因、予防法まで幅広い疑問について解説します。
胃がんステージ4が完治することはありますか?
現状では、胃がんステージ4の完治は非常に難しいとされています。
ステージ4ではがんが他の臓器に転移しているため、根治的な治療は困難です。
しかし、治療法の進歩により、がんの進行を抑えたり症状を緩和したりすることが可能です。
特に化学療法や免疫療法を組み合わせることで効果を発揮することがあります。
また、免疫療法や標的治療などの新しい治療法が患者さまの生活の質を維持しながら生存期間を延ばすことを目指しています。
完治が難しい場合でも、治療により症状の緩和や進行抑制が可能なケースもあるため、医師とよく相談し、最適な治療方針を選ぶことが重要です。
胃がんになる原因と予防法を教えてください。
胃がんの主な原因には、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の感染が挙げられます。
この細菌は胃の内壁に炎症を引き起こし、長期間放置されるとがん化するリスクが高まります。
また、塩分の多い食品や加工肉の過剰摂取、喫煙、過度の飲酒もリスクを高める要因です。
遺伝的要因や加齢も胃がんの発症リスクに関与しています。
予防策として、まずピロリ菌の検査と除菌治療が効果的です。
さらに、塩分を控えめにし、新鮮な野菜や果物を積極的に摂取するなどバランスの取れた食生活が推奨されます。
また、禁煙や適度な飲酒もリスク低減に役立ちます。
定期的な健康診断や内視鏡検査を受けることで、胃がんの早期発見が可能になり、予防に効果的です。
胃がんの前兆となるサインはありますか?
胃がんの初期段階では、はっきりとした自覚症状が現れにくいですが、いくつかのサインに注意することで早期発見の助けになります。
持続的な胃の不快感や胸やけ、胃の痛みが続く場合、初期兆候である可能性があります。
また、食欲不振や少量の食事で満腹感を覚える場合も要注意です。
急激な体重減少や倦怠感、吐き気、嘔吐、血便や黒い便(タール便)が見られる場合も、消化管内での異常を示している可能性があり、早急に医師の診察を受けることが推奨されます。
胃がんの手遅れの症状は何ですか?
胃がんが進行し、手遅れになると、症状は重篤化します。
進行がんでは持続的な強い胃痛が生じ、食事が困難になることがあります。
また、吐血や黒色便(タール便)が見られる場合は、消化管内での出血が考えられます。
体重の急激な減少や全身の倦怠感も進行がんのサインであり、栄養の吸収が妨げられることでエネルギー不足や栄養失調が起こります。
がんが肝臓や肺など他の臓器に転移すると、黄疸や呼吸困難などの症状が発生することがあります。
初期の胃がんの症状は何ですか?
初期の胃がんは自覚症状がほとんどないことが多く、症状が軽いため見逃されやすいです。
一般的には、胃の違和感や軽い胃痛、胸やけ、消化不良などが初期の兆候として現れることがありますが、これらの症状は胃炎や消化不良と似ているため、注意が必要です。
食欲不振や体重減少が見られる場合も、他の原因と勘違いされがちです。
そのため、定期的な胃の検診が早期発見にとって非常に重要です。
これまで、胃がんに関する内容として、ステージごとの症状や治療法、5年生存率について解説してきました。
初期段階の胃がんでは自覚症状が少ないため、進行すると胃痛や食欲不振、体重減少などの症状が現れることが多くなります。
特にステージ4では、がんが他の臓器に転移し、治療が難しくなるケースが多く、余命や生活の質にも大きな影響を与えることがわかっています。
こうした状況において、注目を浴びているのが、福岡同仁クリニックがおすすめする6種複合免疫療法です。
胃がんと6種複合免疫療法
この治療法は、患者さまの免疫力を強化し、がん細胞を攻撃する力を高めるもので、体への負担が少なく、他の治療法と併用しやすいのが特徴です。
副作用も比較的軽いため、生活の質を保ちながら治療を続けることが可能です。
「6種複合免疫療法」の特徴を3つ紹介します。
①がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
がん3大療法(外科手術/化学療法/放射線治療)との併用が可能で、一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。
また、手術後に残ったがん細胞にも対応し、がん細胞増殖の抑制、再発・転移の予防にも効果的です。
②副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
患者さまご自身の免疫細胞を使用するため、抗がん剤のような強い副作用がほとんどありません。
そのため、他のがん治療で治療継続は困難と判断された場合でも、免疫療法なら治療を継続できる可能性があります。
また、費用は治療ごとでのお支払いのため、医療費を一度にまとめて支払う必要もありません。
③入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
6種複合免疫療法は、採血によって取り出した免疫細胞を培養し、活性化させた後、点滴で体内に戻すという治療法です。
そのため、入院の必要がなく、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができます。
6種複合免疫療法の治療効果
以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果を紹介します。
A判定〜C判定の約76%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約23%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。
また、6種複合免疫療法の大きな特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。
以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。
詳細は以下よりお問い合わせください。
6種複合免疫療法の注意点
免疫力を利用してがん細胞を攻撃する6種免疫療法は、一般的ながん治療と比べて体への負担が少なく、体力を温存しながら治療を進めることが可能です。
しかし、この治療法には一つの注意点があります。
それは、6種複合免疫療法は自由診療であるということです。つまり、治療費は全て自費で賄わなければなりません。
治療は提携医療機関で行われますが、公的医療保険の適用外であり、がん保険の「先進医療特約」なども適用されません。
保険治療と比べると治療費が高額に感じられるかもしれませんが、6種複合免疫療法には他の治療法にない多くの利点があります。ご興味のある方は、まずは福岡同仁クリニックにご相談ください。
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