がん免疫療法コラム
がんの初期治療と一般的なステージの解説
がんは日本における主要な死因の一つであり、早期発見と適切な初期治療が重要です。
また、がんの進行度を示すステージは、治療方針を決定する重要な要素となります。
今回の記事では、がんの初期治療に焦点を当て、一般的な治療法や最新の免疫治療について解説します。
さらに、新たながん治療の選択肢として福岡同仁クリニックがおすすめする「6種複合免疫療法」についてもご案内します。
がんの初期治療よりも一刻も早く6種複合免疫療法について知りたい、という方は、こちらからお願いします。
INDEX
がんはステージによって治療の選択が異なる
がんの治療は、がんの進行度(ステージ)によって大きく異なります。
早期の段階で発見されたがんは、手術や放射線療法などの局所的な治療によって治癒が期待できる場合が多いですが、進行すると化学療法や免疫療法など、全身的な治療が必要になるケースもあります。
そのため、がんのステージを正確に把握し、最適な治療法を選択することが極めて重要です。
特に、早期治療はがんの治癒率を向上させる鍵となるため、定期的な検診や早期発見が大切です。
これにより、治療の選択肢が広がり、患者さまの生存率や生活の質が大きく改善される可能性があります。
健康管理の一環として、定期的な検診を怠らず、早期発見を心がけることが、がんに対する最善の予防策となります。
がんの主な治療方法
がんの治療には、病状や進行度に応じて主に4つの方法があります。
ここでは、手術療法、放射線療法、化学療法、そして免疫療法の4種類について、それぞれの特徴と役割を解説します。
手術療法
手術療法は、がんの治療において最も一般的かつ効果的な方法の一つです。
がん細胞が集まっている病巣を直接切除することで、がんの進行を止めることを目的としています。
特に早期がんにおいては治癒を目指すための第一選択となり、他の治療法と組み合わせることで、さらに治療効果を高めることが期待されます。
放射線療法
放射線療法は、放射線を照射することでがん細胞を死滅させる治療法です。
がん細胞のDNAを破壊し、増殖を防ぐ効果があります。
放射線療法は、手術が難しい部位にあるがんや、手術後の再発を防ぐために使用されることが多く、単独で行われる場合もありますが、化学療法や手術と組み合わせて行うケースも一般的です。
他の治療法と併用することで、治療効果を高め、患者さまの予後を改善する役割を果たします。
薬物療法
薬物療法は、抗がん剤などの薬剤を用いて、がん細胞を攻撃する治療法です。
がん細胞の増殖を抑制したり、死滅させたりする効果があり、全身療法の代表的な治療法として広く用いられています。
薬物療法は、がんが広範囲に広がっている場合や手術で完全に取り除けない場合に特に効果的です。
また、他の治療法と併用して行われることが多く、手術や放射線療法の補助として使用されることで、治療の成功率を高める役割を果たします。
免疫療法
免疫療法は、体内の免疫システムを活性化させ、がん細胞を攻撃・排除する新しい治療法です。
手術、抗がん剤、放射線治療に続く「第四の治療法」として近年注目を集めています。
特に、他の治療法と組み合わせることで相乗効果が期待できるため、多くのケースで採用されています。
また、免疫療法は副作用が比較的少ないため、体への負担を軽減したい患者さまにとっても良い選択肢です。
免疫療法の一つとして、免疫チェックポイント阻害薬が挙げられます。
がん細胞が免疫システムからの攻撃を逃れるために使用する仕組みを阻害する薬剤であり、代表的なものにCTLA-4阻害薬療法があります。
この治療法は、がん細胞が免疫細胞によって効果的に攻撃されるようにする働きがあります。
その他の免疫療法には、6種複合免疫療法などがあります。
6種複合免疫療法は、複数の免疫機構を同時に活性化させ、がん細胞に対する攻撃力を高める治療法です。
このような多面的なアプローチによって、がんに対する免疫反応を強化し、治療効果を高めることが期待されています。
免疫療法は、がん治療の新たな可能性を切り開く方法として、今後さらに発展していくでしょう。
がんの初期治療とは?
がんの初期治療とは、がんが他の臓器に転移しておらず、完全に治すことを目指す最初の治療を指します。
初期治療は、がんの進行を防ぎ、根治を目指す上で非常に重要です。
治療方針を決定する際には、がんの種類や進行度、患者さまの全身状態を慎重に考慮する必要があります。
以下に、初期治療を成功させるために考慮すべき2つのポイントについて解説します。
正しい診断が重要
がんの治療において、正確な診断を受けることは極めて重要です。
検査や画像診断を通じて、がんの種類や進行度(ステージ・病期)を正確に把握し、さらに患者さまの全身状態を総合的に評価することで、最適な治療法が選択されます。
同じがんでも、人によって最適な治療法は異なるため、個別の状況に応じたアプローチが求められます。
例えば、がんが局所にとどまっている場合は手術や放射線療法といった局所治療が効果的ですが、がんが広範囲に及んでいる場合には、化学療法や免疫療法などの全身治療を併用することが推奨されます。
また、これらの治療法を組み合わせることで、がんの進行を抑え、治療効果を最大化することが期待できます。
転移している場合の対応
がんが診断された時点で、目に見えない微小な転移が存在している場合があります。これらの微小転移が進行すると、がんが他の臓器に広がり、治療がより複雑になることがあります。
転移が確認されると、治療方針は大きく変わり、局所治療だけではなく、全身療法を含めた治療法が必要となることが多いです。
一般的ながんのステージ(病期)
がんの治療は、その進行度(ステージ)に応じて異なる選択肢が用意されています。
以下に、ステージごとの一般的な治療法を紹介しますが、実際の治療方針は担当医の診断に基づいて慎重に検討することが推奨されます。
ステージ1、ステージ2
がんの進行が比較的初期のステージ(ステージ1や2)では、手術療法によってがんを完全に取り除き、完治を目指すケースが多く見られます。
この段階の治療は「初期治療」と呼ばれ、がんが局所にとどまっている場合には、手術だけで十分に効果が期待できることがあります。
しかし、がんの種類や場所によっては、手術で取り残しが発生し、その後、目に見えない微小な転移が起こる可能性があります。
そのため、術後の再発や転移を防ぐために、化学療法や放射線療法、免疫療法などの全身療法を組み合わせることが推奨される場合もあります。
例えば、ステージ1および2のがんの5年生存率を見てみると、ほとんどのがんで高い生存率が報告されています。
2023年のデータによれば、ステージ1の5年生存率は90%以上、ステージ2でも80%前後の高い水準を維持しています。
これらのデータは、早期発見と適切な初期治療が行われた場合の治療成績が非常に良好であることを示しています。
ステージ3
ステージ3のがんでは、進行が見られるものの、治療が可能なケースが多く存在します。
この段階では、手術が適用できるかどうかの判断が重要です。
がんが周囲の組織に広がっている場合でも、手術が可能な場合は、がんを取り除くことが治療の中心となります。
ただし、手術だけでは再発リスクが残るため、手術後に補助的な化学療法を行うことが一般的です。
補助化学療法は、手術で取りきれなかった微小ながん細胞を攻撃し、再発を防ぐ役割を果たします。
ステージ3のがんの5年生存率については、2023年のデータによると、多くのがん種で30%前後と報告されています。
これは、治療が適切に行われた場合でも、がんの進行が進んでいるため、生存率がステージ1や2に比べて低いことを示しています。
しかし、手術と化学療法の併用によって、治療効果を最大限に引き出すことが可能です。
ステージ4
ステージ4のがんでは、他の臓器への転移が見られることが多く、完治を目指すよりも、がんの進行を抑制し、症状を管理することに焦点が当てられるケースが増えます。
この段階では、手術療法が不可能と判断されることが多いですが、それでも治療の選択肢がないわけではありません。
化学療法や免疫療法、放射線療法などの全身療法や、患者さまのQOL(生活の質)を維持するための緩和ケアが行われます。
ステージ4のがんの5年生存率は、2023年のデータによると、多くのがん種で10%前後と報告されており、他のステージに比べてかなり低いことが分かります。
しかし、治療の進歩により、進行抑制や症状の管理を通じて、患者さまの生活の質を保ちながら生存期間を延ばすことが期待できます。
がんの初期治療まとめ
今回の記事では、がんの初期治療をはじめ、がんの進行度(ステージ)に応じた治療法の選択肢について解説しました。
がんはステージごとに適した治療法が異なり、早期発見と適切な治療が重要です。
進行度が進んでも、最新の治療法を組み合わせることで、治療効果を高めることが可能です。
特に、免疫療法の一種である6種複合免疫療法は、がん細胞に対する免疫反応を強化し、治療効果を高めることを目指しています。
福岡同仁クリニックでは、この6種複合免疫療法を提供しており、患者さま一人一人に合わせた治療を行っています。
6種複合免疫療法とは?
患者さまご自身の免疫細胞を活性化・増殖させてがんと闘う力を増強させる治療法です。
従来の治療法と比べ、副作用が軽微で体への負担が少ない治療法です。
がんと闘う免疫細胞を、厚生労働省の許可を受けた細胞培養施設にて、約3週間で「1,000万〜2,000万個」の細胞を「20億〜50億個」まで培養できます。
特徴
- がん3大療法との併用が可能。ほぼ全てのがん※に対応
- 副作用が少なく、続けやすい療法
- 厚生労働省の許可を受けた施設で細胞培養を行う
※一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。
医療機関での治療の流れ
医療機関での採血後、血液は細胞加工センターへ送られ、ここで患者さまのがんに特化したオーダーメイドの培養を行います。
約3週間後、増殖・活性化された免疫細胞は治療用バッグに入れられ、採血をした医療機関で投与が行われます。
6種複合免疫療法の治療効果
以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果を紹介します。
A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。
また、6種複合免疫療法の特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。
以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。
ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。
まずは今すぐ、詳しい内容をお問い合わせください。専任スタッフにより丁寧にご説明します。
6種複合免疫療法に関する詳細は、こちらよりご確認ください。
お電話でのお問い合わせ
専任のスタッフが丁寧に対応いたします。
ご不明な点などございましたら、まずはお気軽にご相談ください。
0120-271-580 受付時間平日9:00~18:00/土曜9:00~13:00