がん免疫療法コラム
在宅で過ごすときに借りる事ができる福祉用具について
介護保健制度の介護保険サービスの一つに福用具貸与と言った在宅で過ごすときに必要なベッドや車椅子などを借りる事ができます。そのためには申請し要介護認定を受ける必要があります。対象となる65歳以上の第1号被保険者と40歳以上65歳未満の第2号被保険者に区分されます。
40歳未満の福祉用具貸与に関しては小児慢性特定疾病医療費助成または若年がん患者の在宅療養支援により費用を一部助成する制度で対象になった場合ですが各地域によります。
【福祉用具のレンタルについて】
なぜレンタルになるのか?は、状態が変化し、これまで使用していた用具が使いづらくなると変更する必要もあるからです。しかし便座など排泄や入浴補助具など衛生面に関する物は購入です福祉用具について相談したい場合は担当のケアマネージャーなどに相談しましょう。
そこで関係する専門の資格を持った福祉用具専門相談員とは患者様やご家族様と相談しながら適切な用具の選び方、使い方の説明や用具の調節、定期的に訪問して点検などを行います。
使用するにあたって患者様が座った時に一定の間、その状態を保つ事ができるか?また頻繁に姿勢が崩れ、そこから崩れ落ちる危険などで保つ事が難しい。
どのくらい動く事ができるか?体力からする負担の大きさはどうか?状態によっては過度の負担を避ける必要などもありますので、これらの事も大きく関係します。
【主な福祉用具道とそれぞれの意味】
介護度によって使用できる対象者も決まっています。
特殊寝台、付属品
ベッドは高さの調節が可能である事や、柵はベッドの横に取り付けて転落を防いだり、または手すりを横に取り付け、それを支えにベッドからの乗り降り、マットレスは自力で寝返りが起き上がりができる場合は硬めの物を使用する他、テーブルは小型で高さの調節やキャスターがある事で移動が可能である物や見た目が板の感じでベッド柵に取り付ける物など
褥瘡(床ずれ防止用具)
ベッドで横になったときに圧力を小さくする体圧分散寝具のマットレスや、身体の向きを変えるための体位変換器はクッションなどがあり、種類も重症度によって決まります。
車椅子、付属品
自分で操作が可能である自走用や移動するための操作を介助する側が行う事を前提とした介助用など付属品として圧を軽減するためのクッション、車椅子に取り付ける事ができるテーブルなど
簡易浴槽
持ち運びが可能で通常の浴槽で入浴が困難な場合などに使用します。
入浴補助用具
浴槽への出入りや姿勢の保持などの補助を行うために使用します。主に入浴用の椅子や、浴槽内に出入りするための手すりや、浴槽内椅子は入った時に姿勢を保持したり、深い場合は高さの調節や、すのこと言った板は段差をなくし転ぶのを防ぐなど
排泄に関して
腰掛便座は和式便器の上に置く事で洋式のように腰掛が可能になる事、洋式は便器の上に置き、高さの調節ができ、その他、持ち運びが可能なポータブルトイレなど
などさまざまな種類があります。
【まとめ】
必要な用具を借りる事で少しでも自分らしく過ごす事や、負担の軽減につながります。用具はいかに使いやすいか?合った物であるかが大切です。
【参考・引用文献】
福祉用具専門相談員 – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET)) (mhlw.go.jp)
療養生活を支える仕組みを知る (ganjoho.jp)
江戸川区若年がん患者在宅療養支援事業 江戸川区ホームページ (city.edogawa.tokyo.jp)
小児慢性特定疾病情報センター (shouman.jp)
介護保険福祉用具の解説|公益財団法人テクノエイド協会 (techno-aids.or.jp)
介護保険の活用と実践生活支援のための福祉用具と住宅改修
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