がん免疫療法コラム
感染予防について
【手洗いを行う意味】
感染対策として一番大切なのは手洗いです。多くの物に触れる事により手に菌が付着しています。その菌が体内に入ると感染症が発生します。そのため手を洗う事により有害な菌を取り除きます。
手を洗う時は爪を短く切り、腕時計などは外し、長そでの場合はそでを曲げましょう。中でも指先、指の間、手首は洗い残しが発生しやすい場所です。流水で流し、石けんをつけ手のひら、手の甲、指先、指の間、手首などしっかり洗い流しましょう。
厚生労働省より正しい手指消毒、正しい手洗いより
https://www.mhlw.go.jp/content/000501122.pdf
【手指消毒を行う意味】
新型コロナウイルス感染対策のために多くの場所に消毒液が設置されるようになりました。状況によってはすぐに手洗いができない事もあります。その時に消毒は有効です。
ウイルスの細胞の中にはエンベロープを持つエンベロープウイルス(新型コロナウイルス、B型肝炎ウイルス、インフルエンザウイルス、麻疹ウイルスなど)とエンベロープを持たないノンエンベロープウイルス(ノロウイルス、ロタウイルス、ポリオウイルス、アデノウイルスなど)があります。このエンベロープウイルスはアルコール消毒により破壊されます。その破壊により感染性を失います。ノンエンベロープウイルスは消毒によるダメージは受けにくいとされています。
【マスクをする意味】
周囲の咳やくしゃみなどの飛沫の吸い込みを抑えたり、自身が咳やくしゃみをした時に周囲に広がるのを防ぐ、のどの乾燥を抑え保温、保湿や異物を排出する機能を高める、手で触れた後にそのまま口や鼻を触る事を防ぐなどがあります。
マスクを使用する時は自身に合ったサイズを使用し鼻、あご、頬のラインに隙間がないようにしっかり覆う事ができるか?つけた時に耳が痛くないか?不快感はないか?息は苦しくないか?などが大切です。
マスクを使用していると表面には菌がたくさん付着しているので触れないようにし、外す時はひもの部分を持ちましょう。
【咳エチケット】
咳やくしゃみは有害な菌を身体から出そうとする働きがありますが、咳やくしゃみをする時は周囲に広がらないようにマスクの着用、ティッシュやハンカチで鼻や口元を覆い、またその菌が手に付着しているため手洗いや手指消毒を行いましょう。
【なぜ距離を取らなければいけないのか?】
咳やくしゃみなどの飛沫は1〜2m程飛ぶため、できるだけ2m以上、難しい場合は1m以上空ける事が推奨されています。
【換気を行う意味】
室内の汚れた空気を外に出し、外の空気を入れる事によりウイルスを減らす事につながります。可能であれば30分に1回以上、数分間、全開にし、広く複数の窓がある場合は2方向開放しましょう。その分効果もあります。
【まとめ】
感染予防はいかに効果的に行うかが大切です。日頃から注意して取り組む事で自分だけではなく、周囲も守る事にもつながります。
【参考・引用文献】
https://www.mhlw.go.jp/content/000501122.pdf
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