がん免疫療法コラム

がんによるストレスから起こる精神症状の仕組みを解説

がんは想像以上の苦しみからストレスがたまり、それが過剰になるとうつや適応障害など精神疾患を発症する可能性もあります。それがなぜ良くないのかと言うと、うつになった場合、気持ちも沈み、何もしたくないなどのマイナスな考えや判断力の低下などが起こります。

がんの治療は疾患により異なります。この場合はこの治療が必要だと医師が判断し、そこでうつ状態にあると「それをして何になるの?つらい事ばかりで良くなる気がしない」などマイナスな考えから治療に気持ちが向かない事もあります。基本的に患者様の意思を尊重しなければならないため、本来がんに必要な治療が出来なくなる可能性や不調により精神症状に限らず広い範囲で悪影響を及ぼすため心のケアは大切です。この様につらい状態を軽くする事でエネルギーの回復、意欲の向上などにつながります。

6種複合免疫療法

主な精神症状やストレス


夜になると眠れない、不安で胸や息が苦しくなる、落ち着かない、震える、気分が沈む、何もする気になれない、物事に集中できない。などひどく続いた場合は精神薬などによる治療が必要になるケースもあります。

がんを専門とする精神腫瘍科について


医療機関の一つに精神腫瘍科があり精神腫瘍科医と呼ばれるがんを専門とする精神科、心療内科医が治療を行います。精神腫瘍科に限らず精神科、心療内科も含まれます。

がんのストレスに対する主な治療法


主に心のケアを行います。その中心となるのが薬物療法とカウンセリングなどです。症状の治療に関して例えば、うつ状態ではうつを軽くする薬、夜になると眠れない場合は眠れるようにする薬などが処方されます。

カウンセリングは心理士が対応し、つらい事や心配事などを話す事でアドバイスなどをしてもらえます。気持ちを軽くするために少しでも気になった事があればためらわず、話す様にしましょう。必要かどうかは医師が判断します。 内容は各医療機関によって異なります。

精神面で気になるなら主治医の先生に相談


これまでと違い強い落ち込みなどが続き「これは大丈夫なのか?精神的な物ではないか?専門に診てもらった方が良いのではないか?」と気になった場合は一度主治医の先生に相談しましょう。または精神症状の治療が必要だと医師が判断する場合もあります。状況によりますが、気になって個人的に精神科病院を探す場合も、かかりつけの病院や専門の機関に事前に相談しましょう。

 

6種複合免疫療法

まとめ


がんになると必ず精神疾患が起こるわけではありません。必要以上に我慢し過ぎるとストレスもたまり体調に影響するため日頃から取り除く事はとても大切になります。苦しくなった時は無理をせず相談するようにしましょう。

参考、引用文献

https://ganjoho.jp/public/support/mental_care/pdf/mc05.pdf

https://www.cancernet.jp/seikatsu/mind/hints/expert/#word4

・https://jpos-society.org/psycho-oncologist/

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