がん免疫療法コラム

放置すると恐ろしい、生活習慣病とは?

【生活習慣病について】

食事や運動、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣が原因により発症します。

 【主な生活因子】

    • 飲酒の飲みすぎ
    • 喫煙

偏った食生活(脂肪の摂りすぎ、不規則な食生活、バランス良く食べない)

  • 運動不足
  • ストレス
  • 睡眠

があります。

血圧値の分類(成人血圧、単位はmmHg)の表

■動脈硬化とは■

正常な血管

サラサラな血液

脂肪の摂りすぎにより血管内に悪玉コレステロールや中性脂肪が付着していきます。

ドロドロの血液

 

進行すると固くなりそれからだんだん狭くなって血液の流れが悪くなります。

 

血液の一部が固まり、血液の流れが悪い状態

更に進むとその血液の固まりが血管を塞ぎ血栓ができます。また壊死に繋がる危険もあります。

その血栓により負荷が掛かり狭心症、脂質異常症、脳血管障害などの病気に繋がります。

症状

・胸の痛み

・息苦しさ

・痺れ

・皮膚の血色が悪くなります。

と言った危険性から健康診断ではこのような異常がないかを確認しているのです。その他にも広い範囲で異常がないかを確認しています。

 

生活習慣から何故病気が起こるのか?

喫煙

■たばこの主な成分■

ニコチン

中枢神経の興奮、抑制が生じます。脈が早くなり心臓への負担が掛かります。末梢神経を収縮する事で血流が低下し血圧が上昇します。炎症も起こしやすくなります。

タール

がんの促進物質肺が黒くなります。

一酸化炭素

血液の酸素運搬を妨げ血栓になります。酸素が上手く運ばれなくなると酸欠になり心臓、肺、の運動   の低下につながります。

 

何故喫煙が止められないのか?

ニコチンには脳内報酬系と呼ばれる神経系を活性化するためです。一時的な快感をもたらします。なので摂取を止めるとイライラや不安を感じる離脱症状が起こります。いわゆる薬物と同じです。

 

呼吸器の影響

  • 咳、痰、息苦しさ、肺炎
  • 慢性閉塞性肺疾患などがあります。

飲酒

肝臓は栄養を代謝する役割がありますがお酒を飲みすぎると中性脂肪が蓄積し動脈硬化のリスクにつながります。

肝臓の障害により

  • アルコール性肝障害や肝硬変などの疾患があります。

他にも、

・消化管の障害から膵炎や胃・十二指腸潰瘍などの消化器疾患

・脳にある中枢神経を麻痺させるため記憶の低下や感情のコントロールの障害からお酒も止められなくなったりする。

場合もあります。脳の萎縮、更に飲み続けると呼吸中枢に影響し呼吸抑制となり死亡する危険があります。

 

運動不足

運動をしないと・・

血液循環が悪くなる、肥満の原因→進行すると動脈硬化の危険もあります。

体力、筋力、代謝、骨密度の低下→転びやすくなり骨折しやすくなります。

睡眠

しっかり睡眠がとれていないと疲れが蓄積した状態となり脳が上手く働かず眠気、記憶力の低下、ストレスからホ

ルモンバラスの乱れに繋がります。

睡眠の必要性

・疲労の回復、ストレスの軽減

・記憶、情報の整理

 

偏った食生活

主な原因

塩分

脂質

糖質

などの摂りすぎは動脈硬化のリスク

につながります。

不規則な食生活

1日3食のうち何処かで抜いてしまうとエネルギー不足で作業を効率良く行う事が出来なかったり、長い時間が空くとその分補おうとするため摂取量が増え悪循環になります。

 

ストレス

~ストレスにより分泌される内分泌ホルモンとの関係~

🔸糖質コルチコイド🔸

ストレスにより下垂体から副腎皮質刺激ホルモンの分泌により糖質コルチコイドが分泌されます。

主な機能→感染症を防ぐ、糖の調節

不足すると→うつ、不安、食欲減退

🔸セロトニン🔸

ストレスにより分泌されます。

主な機能→血液凝固、血管の収縮、痛みの調節、腸の運動の亢進、生体リズム、体温調節、感情コントロール

{自律神経}

交感神経→活発になった時に働く

副交感神経→リラックスしている時に働く

ストレスにより交感神経が刺激され副腎髄質からアドレナリン、ノルアドレナリンが分泌されます。さらにストレスが続くと交感神経の興奮が続いてしまいます。

アドレナリン、ノルアドレナリンの主な働き→血管収縮、血圧上昇、心拍数増加、血糖値上昇

 

身体への影響

過剰なストレスが続くと自律神経やホルモンバランスが崩れ身体に影響をきたします。

症状

不安、落ち込み、集中力の低下疲れやすい、何も楽しめない、死にたいと考える。涙もろさ、何もしたくない、判断力の低下

動機、息切れ、過呼吸、血圧上昇、イライラなど

(交感神経の興奮の過剰により起こります。)

疾患

うつ病(セロトニンの低下により起こります。)、気分障害、適応障害、急性ストレス障害、頭痛(セロトニンの分泌により血管が収縮し急激なセロトニンの代謝によりセロトニンが減少し血管が拡張するために起こります。)、血圧上昇、めまい、胃・十二指腸潰瘍などがあります。

6種複合免疫療法

今回は身近な物として生活習慣病をあげましたが、初めは無症状で気付かない事が多く、気付いた時には進行しており治療が困難なケースもあります。なので早期発見、予防が出来るように健康診断はとても大切です。日頃の心構えが大切となりますので少しずつ見直してみましょう。

 

引用、参考文献

生活習慣病とは? | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)

身体活動・運動不足 | 生活習慣病とその予防 | 一般社団法人 日本生活習慣病予防協会 (seikatsusyukanbyo.com)

たばこの害について (hokenkai.or.jp)

タバコの有害物質 ニコチン、タール、一酸化炭素など– (chictini.com)

生活習慣病を予防する 特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 (japa.org)

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