がん免疫療法コラム
乳がんによる背中の痛みとは?原因や特徴、乳がんの最新治療法についても解説
背中の痛みは、日常生活の中で多くの人が経験する症状のひとつです。
しかし、なかには乳がんが関係しているケースもあり、「ただの肩こりや姿勢のせい」と思い込むと発見が遅れてしまうこともあります。
「乳がんで背中が痛くなるのはどんなとき?」「ほかの痛みとどう違うの?」と不安に感じる方も多いでしょう。
この記事では、乳がんによる背中の痛みの原因や特徴、見分け方のポイントに加え、近年注目されている乳がんの最新治療法についても詳しく解説します。
【がんの治療法としておすすめ「6種複合免疫療法」】
副作用が少なく、他の治療と併用できる!
6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。
治療法は、採血と点滴だけの通院治療です。
6種複合免疫療法をおすすめする理由
- がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
- 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
- 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。
今すぐ詳細を知りたい方は、以下よりお問い合わせください。
INDEX
なぜ乳がんで背中の痛みが起こるの?考えられる3つの原因

乳がんと診断された方の中には、「背中に痛みを感じる」という変化に戸惑う方も多いです。
実は、乳がんによって背中に痛みが生じることは珍しくなく、いくつかの原因が関係していると考えられます。
ここでは、主な3つの原因について解説します。
骨への転移による痛み
乳がんは進行すると骨に転移することがあります。特に脊椎(背骨)への転移は、背中や腰の痛みを引き起こす代表的な要因です。骨転移があると骨がもろくなり、わずかな動作でも痛みを感じたり、骨折のリスクが高まったりします。
背中の痛みが長く続く、夜間に強まる、安静にしていても痛むといった場合は、単なる筋肉痛や姿勢による痛みとは異なる可能性があるため、医師に相談しましょう。
がんそのものによる痛み
乳がんが進行すると、がん細胞が神経や周囲の組織を圧迫し、背中や肩、胸部に重だるい痛みや違和感を生じることがあります。痛みの部位や強さは、がんの広がり方によって異なります。治療によってがんの進行を抑えることで、こうした痛みが軽減する場合もあります。
治療の副作用による痛み
乳がんの治療に伴う副作用が、背中の痛みとして現れることもあります。ホルモン療法や抗がん剤治療では関節痛や筋肉痛が起こることがあり、特に閉経後のホルモン療法では背中や腰の痛みが出やすいと報告されています。
また、手術後に姿勢が変わったり、筋肉の使い方に偏りが出たりすることで、肩甲骨まわりや背中に負担がかかり、慢性的な痛みにつながることもあります。
乳がんを疑うべき背中の痛みの特徴

背中の痛みは日常生活でもよく見られる症状のひとつですが、中には乳がんと関係しているケースもあります。
すべての背中の痛みが乳がんによるものではありませんが、「いつもと違う」「これまでにない種類の痛み」が続く場合は注意が必要です。
以下のような特徴がある場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
- 痛みが2週間以上続く
- 安静にしていても痛み、夜間や明け方に痛みが強まる
- 湿布やストレッチをしても改善しない
- 背骨の中心部や肩甲骨周辺に鈍く重い痛みがある
- 乳房のしこりや変形など、他の症状を伴う
- 動作と関係なくズキズキとした痛みが続く
特に骨への転移や神経圧迫がある場合は、筋肉痛や姿勢による痛みとは異なる感覚があるとされます。
背中の痛みは乳がん以外の可能性も

背中の痛みがあると、「がんだったらどうしよう」と不安になる方もいるかもしれません。しかし、背中の痛みの原因は多岐にわたり、必ずしも乳がんに関連するわけではありません。
ここでは、乳がん以外で背中の痛みを引き起こす代表的な疾患について紹介します。
整形外科の病気
日常的に最も多くみられるのは、骨や筋肉、神経の異常による背中の痛みです。
| 疾患名 | 原因・仕組み | 特徴的な症状 | 
| 椎間板ヘルニア | 椎間板が飛び出して神経を圧迫 | 腰や背中の痛み、しびれ、動作で悪化 | 
| 脊柱管狭窄症 | 脊柱管が狭くなり神経を圧迫 | 歩行や立位で痛み・しびれ、座ると軽減 | 
| 変形性脊椎症 | 加齢などにより背骨が変形 | 慢性的な背中の痛み、動きの制限 | 
| ぎっくり腰(急性腰痛症) | 突然の動作で筋肉や関節に炎症 | 急激な腰痛、動けなくなるほどの痛み | 
整形外科由来の痛みは、動作時に悪化しやすく、姿勢や体の動きと関連しているのが特徴です。
内臓の病気
背中の痛みは、内臓の不調が原因となることもあります。
| 疾患名 | 原因・仕組み | 特徴的な症状 | 
| 膵炎 | 膵臓の炎症 | みぞおちから背中にかけての鋭い痛み、吐き気 | 
| 腎結石 | 尿路に結石が詰まる | 背中の片側に強い痛み、血尿を伴う | 
| 胆石症 | 胆のうや胆管に石ができる | 右上腹部から背中・肩甲骨への鈍痛、食後に悪化 | 
これらの痛みは食事や体勢に関係なく出現することが多く、消化器症状や排尿異常など、他のサインを伴う場合があります。
その他の原因
以下のような原因でも、背中の痛みが起こることがあります。
| 疾患名 | 原因・仕組み | 特徴的な症状 | 
| 帯状疱疹 | 水痘ウイルスの再活性化 | ピリピリする痛みの後に皮疹が出現 | 
| ストレスや心因性の痛み | 緊張・不安による筋肉のこわばり | 検査で異常なし、精神的負担で増悪 | 
帯状疱疹は発疹が出る前から痛みを感じることもあり、見落とされやすい疾患です。また、精神的ストレスが原因で痛みが出ることもあるため、心身のバランスを整えることも大切です。
不安を感じたら、何科を受診すればいい?

背中の痛みが続くと、「何か重大な病気ではないか」と不安になることもあるでしょう。そのようなとき、どの診療科を受診すべきか迷う方も多いです。
まずは、整形外科の受診を検討するのがおすすめです。整形外科では、筋肉・関節・骨・神経といった運動器に関わる疾患を診断でき、背中の痛みの多くがこの領域に関係しています。必要に応じてレントゲンやMRI検査などを行い、原因を詳しく調べることができます。
一方で、次のような場合には整形外科以外の受診も検討しましょう。
- 乳がんの既往歴がある
- 乳房にしこりや腫れ、皮膚の変化などがある
- 痛みに加えて、体重減少や倦怠感など全身症状を伴う
このようなケースでは、乳腺外科や主治医への相談が適切です。すでに乳がんと診断された経験がある方は、自己判断せず、必ず担当医に症状を伝えるようにしましょう。がんが原因の痛みであっても、早期に適切な対応をとることで症状の緩和や治療方針の調整につながることがあります。
不安を一人で抱え込まず、まずは専門家に相談することが大切です。受診先に迷った場合は、かかりつけの内科や地域の医療相談窓口に相談するのも良い方法です。
もし乳がんによる背中の痛みだったら?主な治療法について

背中の痛みが乳がんに関連していると診断された場合は、その原因となっているがんの進行や転移の状況に応じて、適切な治療が検討されます。
ここでは、主に行われる3つの治療法を紹介します。
手術療法
乳がんが限局していて手術が可能な場合、乳房の部分切除や全摘出といった外科的手術が行われることがあります。転移がない段階であれば、手術によって病変を取り除くことで再発リスクの低減が期待されます。
一方、骨転移が原因の場合は、乳がんそのものの切除ではなく、骨の安定化や神経圧迫の緩和を目的とした処置が行われることもあります。
放射線療法
放射線治療は、転移による痛みの軽減に有効な方法です。特に骨転移によって神経が刺激されたり、骨がもろくなっている場合に、放射線を照射することで腫瘍を縮小させ、痛みを和らげる効果が期待されます。
多くのケースでは通院で実施でき、体への負担を抑えながら治療が行えます。
薬物療法
乳がんの性質や進行度に応じて、次のような治療法が組み合わせて行われます。
| 治療法 | 対象・仕組み | 特徴・目的 | 
| ホルモン療法 | ホルモン受容体陽性乳がんに使用 | がんの進行を抑え、症状の安定を図る | 
| 分子標的薬 | がん細胞の増殖に関わる特定分子を標的 | 正常細胞への影響を抑え、副作用が比較的少ない | 
| 抗がん剤(化学療法) | がん細胞を全身的に攻撃 | 進行抑制や痛みの改善を目的に用いられる | 
| 免疫療法 | 免疫反応を強化し、がん細胞を攻撃 | 新しい治療法で、症例に応じて選択される | 
いずれも、がんの進行を抑えることで痛みの原因をコントロールし、生活の質(QOL)を保つことを目的としています。
また、痛みを緩和するために、鎮痛薬(オピオイドなど)や骨を強化する薬剤(ビスフォスフォネート製剤など)を併用することもあります。
近年注目されている新しい選択肢「6種複合免疫療法」

近年では、従来の薬物療法に加えて、体の免疫力そのものを高め、がん細胞を攻撃する「免疫療法」が注目されています。
その中でも「6種複合免疫療法」は、複数の免疫細胞を同時に活性化させることで、より高い治療効果をめざす新しい治療法です。
既存の抗がん剤やホルモン療法などと併用されることもあり、副作用を抑えながら体の防御力を総合的に高めるアプローチとして期待されています。
6種複合免疫療法とは?

6種複合免疫療法は、6種類の免疫細胞を活性化・増殖させてがん細胞を攻撃する治療法です。
6種類の免疫細胞は以下のとおりです。
- 樹状細胞:がん細胞を認識し、他の免疫細胞にがん細胞の抗原を提示する。
- ヘルパーT細胞:樹状細胞が提示した抗原を認識し、キラーT細胞やNK細胞を活性化させることで攻撃の指令を出す。
- キラーT細胞:抗原をもとにがんを探し出し、攻撃する。
- NK細胞:抗原を隠したがん細胞も探し出し、直接攻撃する。
- NKT細胞:他の細胞を活性化し、免疫環境を改善して攻撃力を高める。活性化させた細胞が長期免疫記憶を獲得し、長期的にがんを攻撃できる。
- ガンマデルタT細胞:指令を必要とせず他のT細胞とは全くちがう方法でがんを認識し攻撃する。
これらの免疫細胞が相互に作用することで、免疫システムが全体的に強化され、がんの進行を抑制します。
6種複合免疫療法は、がんの進行度や患者の体調に応じた治療計画が立てられるため、オーダーメイドの治療として注目されています。
6種複合免疫療法は患者さま自身の細胞を使用するため副作用が少ない治療法です。
また、化学療法や放射線療法などの標準的な治療と組み合わせることで治療効果を向上させることができます。
副作用が少ない6種複合免疫療法
「6種複合免疫療法」の特徴を3つ紹介します。
①副作用が少なく、体への負担が小さい治療法である
患者さまご自身の免疫細胞を使用するため、抗がん剤のような強い副作用がほとんどありません。
そのため、他のがん治療で治療継続は困難と判断された場合でも、6種複合免疫療法なら治療を継続できる可能性があります。
②がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
がん3大療法(外科手術/化学療法/放射線治療)との併用が可能で、一部(T細胞・NK細胞・NKT細胞型白血病/T細胞・NK細胞・NKT細胞型悪性リンパ腫)を除く、ほぼ全てのがんに対応します。
また、手術後に残ったがん細胞にも対応し、がん細胞増殖の抑制、再発・転移の予防にも効果的です。
③入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
6種複合免疫療法は、採血と点滴だけの通院治療です。
そのため、入院の必要がなく、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができます。
6種複合免疫療法の治療効果
以下は、6回(1クール)の治療を終えた患者さまの治療効果です。



A判定〜C判定の約79%の方は腫瘍の進行が抑制されたと評価し、さらにA判定〜B判定の約26%の方は腫瘍の減少が認められた状態となりました。
また、6種複合免疫療法の大きな特徴として、さまざまな部位のがんに対応できるという点があります。
以下、6種複合免疫療法で過去に治療したがんの一例です。ほぼ全てのがん種に対応しているため、以下に記載のないがん種や希少がんでも、治療可能です。

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