がん免疫療法コラム
直腸がんとは?症状・原因・ステージ別の治療法と生存率をわかりやすく解説

直腸がんは大腸がんの中でも、肛門に近い特殊な位置にできるため、手術や治療に独自の難しさがあるがんです。
一方で、検査の進歩や肛門を残す手術、術前の薬物療法など、治療の選択肢は確実に広がっています。
この記事では、直腸がんの基礎知識から症状・原因・検査・ステージ・治療法・生存率、そして近年注目される新しい選択肢までわかりやすく解説します。
INDEX
直腸がんとは
直腸がんとは、大腸の最後の部分にあたる「直腸」にできるがんのことです。大腸がんは、できる場所によって「結腸がん」と「直腸がん」に大きく分けられ、直腸がんは大腸がん全体の約3〜4割を占めるとされています。
同じ大腸がんでも、直腸がんは肛門に近い位置にあるため、結腸がんとは手術や治療の難しさが大きく異なります。
直腸の位置とはたらき
直腸は、食べ物が消化・吸収されて便になった後、体の外に排出されるまでに通過する管の最後にある部位で、長さは15〜20cmほどです。
S状結腸(大腸の中でもおなかの左下にある部分)に続き、肛門までをつなぐ場所にあります。
直腸のはたらきは、便を一時的にためて、適切なタイミングで排出することです。
結腸がんとの違い
直腸は、骨盤の奥深い場所にあり、その前方には膀胱や生殖器などの臓器、排尿や性機能をつかさどる細い神経が密集しています。
そのため、結腸がんに比べて手術の難易度が高く、肛門を残せるかどうか(肛門温存)、排尿機能や性機能を保てるか、人工肛門が必要になるかなど、治療の選択にあたって考えるべき点が多いのが特徴です。
さらに、骨盤内という限られた空間で手術を行うため、結腸がんに比べて局所再発(同じ場所で再びがんが発生すること)のリスクが高いことも知られています。
直腸がんの種類と発生のしかた
直腸がんの多くは、直腸の内側を覆っている粘膜の細胞から発生し、組織のタイプとしては「腺がん」に分類されます。
最初は粘膜の表面にとどまっていますが、進行すると腸の壁の深いところへ広がり、さらに進むとリンパや血液の流れに乗って、肝臓や肺、腹膜などの離れた場所へ転移することがあります。
多くは大腸ポリープから発生するとされ、ポリープの段階で切除することで、がんになる前に予防できる場合もあります。
直腸がんの症状

初期にはほとんど症状が出ない
直腸がんは、ごく早い段階ではほとんど自覚症状が現れません。
これが、早期発見を難しくしている要因のひとつです。症状が出始めても、痔(じ)や軽い便通の乱れと間違えて様子を見てしまい、受診が遅れてしまうことも少なくありません。
進行すると現れる症状
直腸がんが進行すると、血便(便に血が混じる、または排便時に鮮血が出る)、便が細くなる、便秘と下痢を繰り返す、排便してもすっきりしない(残便感)、おなかの張り、貧血、体重減少などの症状が現れることがあります。
さらに進行すると、腸の通り道がふさがって便が出にくくなる「腸閉塞」や、肝臓・肺などへの転移による症状が出ることもあります。
痔と間違えやすいので注意
直腸がんの血便は、痔の出血と似ているため、自己判断で「痔だろう」と決めつけて放置してしまうケースがあります。
しかし、痔の出血は排便時の痛みを伴うことが多いのに対し、直腸がんの出血は痛みを伴わないことが多く、また血液の色や量の出方が異なります。
少しでも気になる便の変化が続く場合は、自己判断せず、早めに医療機関を受診することが大切です。
直腸がんの原因とリスク要因

直腸がんの明確な原因は完全には解明されていませんが、発症のリスクを高める要因はいくつか知られています。
生活習慣に関わるリスク
赤身の肉や加工肉(ハム・ソーセージ・ベーコンなど)の食べすぎ、食物繊維の不足、運動不足、肥満、喫煙、過度の飲酒などは、直腸がんを含む大腸がんのリスクを高めるとされています。
これらは自分で改善できる要因が多いため、生活習慣を見直すことが予防につながります。
体質・持病・家族歴に関わるリスク
家族に大腸がんになった人がいる「家族歴」は、発症リスクを高める要因のひとつとされています。
また、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患を持つ人、過去に大腸ポリープを指摘されたことがある人は、リスクが高いと考えられています。
さらに、家族性大腸腺腫症やリンチ症候群といった遺伝性の病気がある場合は、若い年代から発症することもあるため、専門の医療機関での相談が勧められます。
直腸がんの検査・診断方法

便潜血検査・直腸指診
直腸がんの最初の手がかりとなるのが、便の中に肉眼では見えない血液が含まれていないかを調べる「便潜血検査」です。
自治体の大腸がん検診や職場の健康診断で広く行われています。
便潜血検査で陽性となった場合は、必ず精密検査を受けることが重要です。
また、肛門から指を入れて直腸の中を直接触って異常がないかを確認する「直腸指診」も、シンプルですが診断に役立つ検査です。
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
最も確実に直腸がんを発見できる検査は、肛門からカメラを入れて大腸の内側を直接観察する「大腸内視鏡検査(大腸カメラ)」です。
疑わしい部分があれば、その場で組織を採取して顕微鏡で詳しく調べる「生検」を行い、がんかどうかを確定します。
ポリープが見つかった場合は、その場で切除できることもあります。
がんの広がりを調べる検査
直腸がんと診断された後は、がんがどこまで広がっているかを調べるために、CT検査、MRI検査、超音波内視鏡検査、PET-CTなどが行われます。
特に直腸がんでは、骨盤内の様子を詳しく見ることができるMRI検査が、治療方針を決めるうえで非常に重要な検査です。
がんの位置、肛門からの距離、周囲の臓器への広がりが分かることで、肛門を残せるかどうかなどの判断につながります。
直腸がんの予防と早期発見のために
直腸がんは、生活習慣の改善と定期的な検診によって、リスクを下げ、早期発見につなげやすいがんです。
具体的には、赤身の肉や加工肉のとりすぎを避け、野菜や果物、食物繊維を十分にとる、適度な運動を続ける、適正体重を保つ、禁煙する、節度ある飲酒を心がける、といった生活習慣の見直しが基本になります。
さらに、40歳を過ぎたら市町村や職場で実施される大腸がん検診(便潜血検査)を定期的に受けることが推奨されています。
便潜血検査で陽性となった場合は、必ず精密検査(大腸内視鏡検査)に進むことが、早期発見の重要なステップです。
血便や便通の変化など気になる症状がある場合は、年齢にかかわらず早めに医療機関に相談しましょう。
直腸がんのステージと生存率
ステージ分類の考え方
直腸がんのステージは、がんが腸の壁のどこまで深く進んでいるか(T因子)、リンパ節への転移の有無(N因子)、遠隔転移の有無(M因子)を組み合わせて、ステージ0期からⅣ期までに分けられます。
ステージⅠは早期、ステージⅣは末期と呼ばれることもあります。
参考:国立がん研究センター中央病院 大腸がんのステージ(病期)について
ステージ別の生存率の目安

直腸がんの5年生存率は、ステージによって大きく異なります。
一般に、ステージ0〜1では5年生存率が90%以上と非常に高く、ほとんどの方が治癒します。
ステージ2では70〜80%程度、ステージ3では50〜60%程度、ステージ4では約20%まで低下するとされています。
ただし、直腸がんは結腸がんに比べて各ステージで5〜10%ほど生存率が低い傾向があるとも報告されており、骨盤内再発のリスクが影響していると考えられます。
これらはあくまで統計上の目安であり、新しい治療法の登場により近年は状況が改善しつつあります。
数字だけにとらわれず、自分の状態に合った治療を主治医とよく相談することが大切です。
直腸がんの主な治療法
直腸がんの治療は、ステージや体の状態、肛門からの距離などに応じて、内視鏡治療・手術・薬物療法・放射線治療・緩和ケアを組み合わせて行います。
内視鏡治療
ごく早期の直腸がんで、リンパ節への転移の可能性がほとんどないと判断された場合には、内視鏡を使ってがんを取り除く「内視鏡治療」が選択されます。
代表的な方法に、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)があります。
腸を切らずに済むため体への負担が少なく、入院期間も短くて済むのが特徴です。
手術(肛門温存手術と人工肛門)
内視鏡治療の対象にならない場合は、手術でがんとその周囲のリンパ節を切除する治療が行われます。
直腸がんでは、肛門を残せるかどうか(肛門温存)が大きな関心事になります。
国立がん研究センター中央病院も、直腸がんであっても肛門からの距離が一定以上あれば肛門を温存できる(永久人工肛門にならない)ケースが多くあると説明しています。
一方、肛門に非常に近い位置にあるがんでは、直腸と肛門を一緒に切除して、おなかに永久的な便の出口(人工肛門・ストーマ)を作る手術が必要になることがあります。
人工肛門に対しては不安を感じる方が多いですが、近年は装具やケアが発達しており、日常生活や仕事を続けながら工夫して暮らすことが可能です。
参考:国立がん研究センター中央病院 大腸がんに対する肛門温存手術と人工肛門造設術について
ロボット支援下手術の普及
直腸は骨盤の奥深くにあり、視野が取りにくいため手術の難易度が高い臓器です。
近年は、おなかに小さな穴を数か所開けて行う腹腔鏡手術や、より細かく精密な操作ができるロボット支援下手術(ダヴィンチ手術など)が広く行われるようになりました。
これらは現在、直腸がん手術で保険適用となっており、従来の開腹手術に比べて、術後の排尿機能や性機能を保ちやすいことが報告されています。
術前化学放射線療法
肛門に近い進行直腸がんでは、手術の前に抗がん剤と放射線を組み合わせた「術前化学放射線療法」を行うことがあります。
手術前にがんを小さくすることで、手術後の局所再発を抑え、肛門温存の可能性を高めることが期待されています。
がん研有明病院も、肛門に近い進行直腸がんに対して手術前に化学放射線療法を行うことで、手術後の局所再発率が低くなることを報告しています。直腸がん特有の治療として、近年広く取り入れられています。
参考:がん研有明病院 進行直腸がんに対する抗がん剤、放射線治療を駆使した最新の外科治療
薬物療法(抗がん剤・分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬)
手術ができないステージ4の直腸がんや、手術後の再発予防として、抗がん剤による薬物療法が行われます。
代表的な治療として、FOLFOX療法(オキサリプラチン+フルオロウラシル+ロイコボリン)やFOLFIRI療法、CapeOX療法などがあります。
また、がんの性質に応じて、ベバシズマブやセツキシマブといった分子標的薬が併用されることもあります。
さらに「MSI-High(マイクロサテライト不安定性高頻度)」と呼ばれるタイプの大腸がんでは、免疫チェックポイント阻害薬(ペムブロリズマブなど)が保険適用となっており、新しい選択肢として注目されています。
参考:国立がん研究センター がん情報サービス 大腸がん 治療
緩和ケア
痛みやつらさをやわらげ、生活の質(QOL)を保つための緩和ケアも重要です。
終末期だけのものではなく、診断された早い段階から、がんの治療と並行して受けることができます。
直腸がんでは骨盤内の痛みや排便トラブルが生活に大きく影響することがあり、緩和ケアの役割は特に重要です。
第四の選択肢として注目される「がん免疫療法」

手術・抗がん剤・放射線という三大療法に加え、近年「第四の選択肢」として注目を集めているのが、がん免疫療法です。
標準治療を続けにくくなった方や、標準治療の効果を補いたい方にとって、知っておきたい選択肢のひとつです。
免疫療法とは
がん免疫療法は、私たちの体にもともと備わっている「免疫」の力を利用してがんと闘う治療法です。
免疫の状態を整え、がんを攻撃しやすい体内環境をつくることで、がんの増殖を抑えたり縮小を狙ったりします。
保険が適用される免疫チェックポイント阻害薬のように標準治療に組み込まれているものもあれば、自身の細胞を使って行う自由診療の治療もあり、内容はさまざまです。
直腸がんと免疫療法
直腸がんを含む大腸がんでは、前述のとおりMSI-Highというタイプに対して免疫チェックポイント阻害薬が保険で使えるようになっています。
一方、それ以外のタイプの大腸がんに対する免疫療法は、研究が続けられている段階のものもあります。
患者さま自身の免疫細胞を取り出して活性化させ、体内に戻すタイプの細胞免疫療法は、自由診療として行われています。
免疫療法は治療によってエビデンスの強さが異なる側面もあるため、検討する際は必ず医師から十分な説明を受け、ご自身の状態と照らし合わせて判断することが大切です。
副作用が少ない「6種複合免疫療法」という選択肢
がん免疫療法の中でも、福岡・熊本・横浜に院を構える同仁クリニックが提供する「6種複合免疫療法」が近年注目されています。
6種類の免疫細胞をチームで活性化させる治療法
6種複合免疫療法は、患者さま自身の血液を少量採取し、その中の6種類の免疫細胞を取り出して、専用施設で約3週間かけて培養・活性化させる治療法です。
- ヘルパーT細胞:免疫の司令塔
- キラーT細胞:がんを直接たたく主力部隊
- NK細胞:がん細胞を素早く攻撃
- NKT細胞:強力な攻撃力を持つ
- γδ(ガンマデルタ)T細胞:幅広いがんに対応
- 樹状細胞:がんの情報を他の免疫細胞に伝える
1,000〜2,000万個だった免疫細胞を20〜50億個にまで増やし、点滴で体内に戻します。
役割の異なる6種類の細胞が「チームプレー」で攻撃するため、1種類だけを使う場合より高い効果が期待できるとされています。
参考:6種複合免疫療法とは
①副作用が少なく、入院も不要
ご自身の細胞を使うため、抗がん剤のような強い副作用やアレルギーがほとんどない点が大きな特徴です。
治療は採血と点滴(1回20〜30分程度)のみで完結し、入院の必要がありません。
通院や訪問診療で受けられるため、仕事や家庭での生活を続けながら治療を続けられます。
②標準治療との併用で相乗効果が期待できる
6種複合免疫療法は、手術・抗がん剤・放射線といった標準治療と併用できる点も特徴です。
手術後に残ったがん細胞への対応や、再発・転移の予防にも役立つとされています。
なお、一部の血液がん(T細胞・NK細胞・NKT細胞型の白血病/悪性リンパ腫)を除き、ほぼすべてのがん種に対応しております。
③臨床データに基づく治療効果
同仁がん免疫研究所の調査(2020年6月〜2024年7月、380名対象)では、1クール(6回)を終えた患者さまの進行抑制率(がんが縮小〜変化なしと判定された割合)が約79%と報告されています。
直腸がんに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 血便が出ました。痔と直腸がん、どう見分ければよいですか?
自己判断で見分けるのは難しいため、血便が続く場合は必ず医療機関を受診することが大切です。
一般的には、痔の出血は排便時の痛みを伴い、鮮やかな赤色でトイレットペーパーや便器に付着する程度のことが多いとされています。
一方、直腸がんによる出血は痛みを伴わないことが多く、便に血が混ざっている、暗赤色の血が出る、出血が長く続く、排便のたびに出るといった特徴が見られることがあります。
ただし、痔があるからといって直腸がんがないとは限りません。
痔と診断されていても症状が続く場合は、改めて大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします。
Q2. 直腸がんが心配なときは何科を受診すればよいですか?
まずは消化器内科または胃腸科(大腸内視鏡検査ができる医療機関)を受診するのが一般的です。
便潜血検査で陽性となった場合や、血便・便通の変化が続く場合も、消化器内科への相談が勧められます。
肛門の症状で受診する場合は、肛門科や肛門外科でも対応してもらえますが、直腸がんの精密検査には大腸内視鏡検査が必要なため、必要に応じて専門の医療機関を紹介してもらえます。
Q3. 大腸がん検診は何歳から受けるべきですか?
厚生労働省は、40歳以上を対象に年1回の大腸がん検診(便潜血検査)を推奨しています。
市町村や職場の健康診断で広く実施されているため、対象年齢になったら必ず受けるようにしましょう。
家族に大腸がんの方がいる、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患がある、過去に大腸ポリープを指摘されたことがあるなど、リスクが高いと考えられる方は、年齢にかかわらず早めに医師に相談し、定期的な大腸内視鏡検査を検討することが勧められます。
Q4. 便潜血検査で陽性と出ました。すぐに直腸がんということですか?
便潜血検査で陽性となっても、すぐに直腸がんと決まるわけではありません。
痔や良性のポリープ、その他の腸の病気でも陽性になることがあります。
ただし、陽性となった場合は、必ず大腸内視鏡検査などの精密検査を受けることが重要です。
「痔があるから」「いつものことだから」と精密検査を受けずにいると、早期発見の機会を逃してしまう可能性があります。
Q5. 直腸がんと診断されたら、必ず人工肛門になりますか?
必ずしも人工肛門になるわけではありません。国立がん研究センター中央病院も説明しているように、直腸がんであっても肛門からの距離が一定以上あれば、肛門を残せる(永久人工肛門にならない)ケースが多くあります。
肛門を残せるかどうかは、がんの位置、肛門からの距離、進行度、全身状態などによって判断されます。
近年は術前化学放射線療法やロボット支援下手術の普及により、肛門温存できる可能性が広がっています。
手術前にMRI検査などで詳しく評価したうえで、主治医と相談しながら決めていくことになります。
Q6. 人工肛門(ストーマ)になっても、これまでどおりの生活はできますか?
人工肛門に対しては不安を感じる方が多いですが、近年は装具やケアが大きく発達しており、入浴、運動、仕事、旅行など、これまでに近い生活を続けている方が多くいらっしゃいます。
専門の看護師(皮膚・排泄ケア認定看護師)によるサポートや、患者会など相談できる場も整っています。
最初は戸惑うこともありますが、医療者と相談しながら少しずつ慣れていくことができます。
Q7. ステージ4(末期)と言われました。もう治療法はないのでしょうか?
ステージ4でも治療の選択肢がなくなるわけではありません。
肝臓や肺など、転移先によっては手術で切除できる可能性もあります。
切除が難しい場合でも、抗がん剤や分子標的薬による薬物療法、MSI-Highタイプに保険適用となっている免疫チェックポイント阻害薬など、さまざまな治療法があります。
また、痛みやつらさをやわらげる緩和ケアや、第四の選択肢である免疫療法など、生活の質を保ちながら治療を続ける方法もあります。まずは主治医とよく相談することが大切です。
Q8. 直腸がんは遺伝しますか?
直腸がんそのものが必ず遺伝するわけではありませんが、家族に大腸がんの方がいる「家族歴」は発症リスクを高める要因のひとつとされています。
また、家族性大腸腺腫症やリンチ症候群といった遺伝性の病気がある場合は、若い年代から大腸がんを発症することがあり、注意が必要です。
家族に若くして大腸がんになった方が複数いる場合などは、専門の医療機関で相談することができます。
Q9. 抗がん剤治療と免疫療法は一緒に受けられますか?
がんの種類や体の状態によりますが、免疫療法の中には、抗がん剤や放射線などの標準治療と併用できるものもあります。
たとえば6種複合免疫療法は、患者さま自身の細胞を使うため副作用が少なく、標準治療と組み合わせて行えるとされています。
ただし、併用が適しているかどうかは一人ひとり異なるため、必ず主治医や治療を行う医療機関に確認したうえで判断してください。
早期発見が重要

直腸がんは、肛門に近い特殊な位置にあるため、結腸がんとは異なる治療の難しさを持つがんです。
しかし、検査の進歩、ロボット支援下手術や術前化学放射線療法、肛門温存手術の発展により、治療の選択肢は確実に広がっています。
ステージや状態に応じて、内視鏡治療・手術・薬物療法・放射線治療・緩和ケアを組み合わせる治療が行われ、近年は免疫チェックポイント阻害薬や、自身の免疫細胞を活用した免疫療法など、新しい選択肢も加わってきました。
もし直腸がんと診断されても、悲観しすぎる必要はありません。
リスク要因を知って生活習慣を整え、定期検診で早期発見につなげること、そして万一進行した場合でも、標準治療に加えて第四の選択肢である免疫療法まで含めて選択肢を広く知っておくことが大切です。
一人で抱え込まず、信頼できる医療者やご家族とともに、自分に合った治療を見つけていきましょう。
【がんの治療の選択肢としておすすめする「6種複合免疫療法」】
副作用が少なく、他の治療と併用できる!
6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。
治療法は採血と点滴だけの通院治療です。
6種複合免疫療法をおすすめする理由
- がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
- 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
- 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる
がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。
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