がん免疫療法コラム

膵臓がんとは?初期症状・原因・治療法・生存率をわかりやすく解説。

膵臓がんは「見つかりにくく、治りにくい」がんとして知られ、不安に感じる方も多い病気です。
しかし、リスクや初期症状を正しく知り、早期発見につなげること、そして進行した場合でも諦めずに治療の選択肢を探ることが、これからの経過を大きく左右します。

この記事では、膵臓がんの基礎知識から症状・原因・検査・ステージ・治療法・生存率、そして近年注目される新しい選択肢まで、分かりやすく解説します。

膵臓がんとは

膵臓がんとは、膵臓にできる悪性腫瘍(あくせいしゅよう)の総称です。
日本では膵臓がんによる死亡者数が増え続けており、東京科学大学病院の情報によると、2023年には年間の死亡者数が4万人を超え、がんの種類別死亡者数で胃がんを抜いて3位になったと報告されています。
60歳代以降に多く、やや男性に多く発症するとされています。

参考:東京科学大学病院 肝胆膵外科 膵がん

膵臓は胃の後ろにある、長さ20cmほどの細長い臓器です。
食べ物の消化を助ける「膵液」を作って腸に送り出すはたらきと、血糖値を調整するインスリンなどのホルモンを作るはたらきの、2つの重要な役割を担っています。
膵臓に炎症やがんができると、これらの機能が障害され、消化不良や糖尿病につながることがあります。

膵臓がんの種類

膵臓がんの9割以上は、消化液(膵液)の通り道である「膵管(すいかん)」に発生する「浸潤性膵管がん」です。
組織のタイプとしては「腺がん」に分類されます。
このほか、膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)ががん化したものや、神経内分泌腫瘍などもありますが、一般に「膵臓がん」というときは膵管がんを指すことがほとんどです。

参考:国立がん研究センター がん情報サービス 膵臓がん

膵臓がんが「難治がん」と呼ばれる理由

膵臓がんが治りにくいとされる理由は大きく2つあります。
1つ目は、膵臓が体の奥にあり、小さいうちは症状が出にくいため、早期発見が非常に難しいこと。
2つ目は、小さいうちから周囲の血管やリンパ節、肝臓などに転移しやすく、見つかった時点ですでに進行しているケースが多いことです。
手術ができるステージで見つかる患者さまは全体の約20%程度にとどまるとされています。

膵臓がんの初期症状と進行したときの症状

初期にはほとんど症状が出ない

膵臓がんは、初期の段階ではほとんど自覚症状が現れません。
これが早期発見を難しくしている最大の要因です。
症状が出てから受診した時には、すでにがんが進行していることが少なくありません。

進行すると現れる症状

国立がん研究センターによると、膵臓がんが進行すると、腹痛、食欲不振、体重減少、おなかの張り(腹部膨満感)、黄疸(おうだん=皮膚や白目が黄色くなる症状)、腰や背中の痛みなどが起こることがあります。
特に、膵臓の頭の部分(膵頭部)にがんができると、近くを通る胆管が圧迫されて黄疸が現れやすく、これが発見のきっかけになることもあります。
ただし、これらの症状は膵臓がん以外の理由でも起こるため、症状だけで判断はできません。

参考:国立がん研究センター がん情報サービス 膵臓がん

糖尿病の発症・悪化がきっかけになることも

これまで糖尿病がなかった人が急に糖尿病を発症したり、もともとの糖尿病が急に悪化したりすることが、膵臓がん発見のきっかけになる場合があります。
膵臓は血糖値を調整するインスリンを作る臓器のため、がんによってその機能が乱れることがあるためです。
中高年で急に血糖値が高くなった場合などは、念のため検査を受けることが勧められます。

膵臓がんの原因やリスク要因

膵臓がんの明確な原因はまだ完全には解明されていません。
ただし、発症のリスクを高める要因(危険因子)はいくつか分かっています。

生活習慣に関わるリスク

喫煙、過度の飲酒、肥満などは膵臓がんのリスクを高めるとされています。
特に喫煙は代表的な危険因子です。
これらは自分で改善できる要因のため、生活習慣を見直すことが予防につながると考えられています。

持病・体質に関わるリスク

糖尿病、慢性膵炎、膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)といった病気を持つ人は、膵臓がんのリスクが高いとされています。
また、家族に膵臓がんにかかった人がいる「家族歴」や、遺伝性の膵炎・膵がん症候群も危険因子です。
こうしたリスクを持つ人は、定期的に検査を受けてがんの有無を確認していくことが重要とされています。

参考:国立がん研究センター がん情報サービス 膵臓がん 予防・検診

膵臓がんの検査・診断方法

膵臓がんは1つの検査だけで診断するのが難しく、複数の検査を組み合わせて総合的に判断します。

血液検査・腫瘍マーカー

血液検査では、膵臓の機能や炎症の状態を調べます。
膵臓がんの腫瘍マーカーとしてはCA19-9が知られています。
ただし、国立がん研究センター東病院も指摘するように、腫瘍マーカーが上昇していても必ずがんがあるとは限らず、逆にがんがあっても上昇しないことがあるため、これだけで診断はできません。

参考:国立がん研究センター東病院 膵がん

画像検査

腹部超音波(エコー)検査、CT検査、MRI検査などで、がんの位置や大きさ、広がり、他の臓器への転移の有無を調べます。
さらに詳しく調べるために、口から内視鏡を入れて胃や十二指腸の中から膵臓に超音波を当てる「超音波内視鏡検査(EUS)」が用いられることもあります。

確定診断のための検査

最終的にがんかどうかを確定するためには、がんが疑われる部分から組織や細胞を採取して顕微鏡で調べる「生検(せいけん)」が行われます。
超音波内視鏡を使って細い針で組織を採取する方法などがあります。

膵臓がんのステージ(病期)と生存率

膵臓がんの進行度は、ステージ0期からⅣ期までに分類されます。
ステージは、がんの大きさや広がり(T因子)、リンパ節への転移(N因子)、遠隔転移の有無(M因子)を組み合わせて決められます。
一般に、Ⅰ期・Ⅱ期は手術で切除できる可能性があり、Ⅲ期・Ⅳ期は手術が難しいことが多いとされています。

ステージ別の生存率

膵臓がん全体の5年生存率は、おおむね10%前後とされています。
ステージ別では、進行するほど生存率は低くなる傾向があります。
ただし、これらは過去に診断された人のデータに基づく統計上の数値であり、治療法の進歩によって近年は状況が改善しつつあります。
国立がん研究センターも、生存率は過去のデータに基づくため、これから治療を受ける人には当てはまらない可能性があると注意を促しています。
同じステージⅣでも、転移の範囲や体力、抗がん剤への反応によって経過は大きく異なります。
数字だけに一喜一憂せず、自分の状態に合った治療を主治医と相談することが大切です。

参考:国立がん研究センター がん情報サービス 膵臓がん 患者数(がん統計)

膵臓がんの治療法

膵臓がんの治療は、手術・薬物療法・放射線治療・緩和ケアを、がんのステージや体の状態に応じて組み合わせて行います。

手術(外科治療)

がんを切除できる場合には、手術が最も根治を期待できる治療です。
膵臓のどの部分にがんがあるかによって手術の方法は異なります。
ただし、膵臓の手術は複数の臓器にまたがる大きな手術になることが多く、体への負担も大きくなります。
また、手術でがんを取り切れても再発する可能性が高いことが知られています。

薬物療法(抗がん剤)

手術ができない場合や、手術の前後に再発を防ぐ目的で、抗がん剤による薬物療法が行われます。
代表的な治療として、ゲムシタビン+ナブパクリタキセル療法やFOLFIRINOX療法、S-1などがあります。
近年はこうした多剤併用療法の導入により、従来より長くがんの勢いを抑えられる症例も報告されています。
抗がん剤治療でがんが小さくなり、手術が可能になる「コンバージョン手術」が検討されることもあります。

参考:国立がん研究センター がん情報サービス 膵臓がん 治療

放射線治療

放射線治療は、抗がん剤と組み合わせる「化学放射線療法」として、手術が難しい局所進行の膵臓がんに対する標準治療の選択肢の1つとされています。
また、骨への転移による痛みなど、症状を和らげる目的で行われることもあります。

緩和ケア

緩和ケアは、痛みやつらさをやわらげ、生活の質(QOL)を保つための治療です。
終末期だけのものではなく、診断された早い段階から、がんの治療と並行して受けることができます。
痛みのコントロールや、心のケアなど、患者さまとご家族を支える幅広いサポートが含まれます。

第四の選択肢として注目される「がん免疫療法」

手術・抗がん剤・放射線という三大療法に加え、近年「第四の選択肢」として注目を集めているのが、がん免疫療法です。標準治療を続けにくくなった方や、標準治療の効果を補いたい方にとって、知っておきたい選択肢の一つです。

免疫療法とは

がん免疫療法は、私たちの体にもともと備わっている「免疫」の力を利用してがんと闘う治療法です。
免疫の状態を整え、がんを攻撃しやすい体内環境をつくることで、がんの増殖を抑えたり縮小を狙ったりします。
自分自身の細胞を使う方法では、抗がん剤に比べて副作用や体への負担が少ないとされる点が特徴です。
なお、保険が適用される免疫チェックポイント阻害薬のように標準治療に組み込まれているものもあれば、自由診療として行われる細胞を用いた治療もあり、内容はさまざまです。

膵臓がんと免疫療法の研究

膵臓がんに対する免疫療法については研究が進められています。
たとえば、がん細胞に多く現れる目印「WT1」を利用した樹状細胞ワクチン療法では、和歌山県立医科大学を中心に、標準治療が効きにくくなった進行膵がんを対象とした医師主導治験が行われてきました。
ただし、免疫療法は大規模な臨床試験の実施が難しく、現時点で効果を証明する科学的根拠が十分に揃っているとは言いきれない側面もあります。
「研究段階で有効性が示唆されている」という位置づけであり、すべての人に同じ効果が約束されるものではない点には注意が必要です。
検討の際は、必ず医師から十分な説明を受けたうえで判断しましょう。

参考:がんサポート 進行膵がんに対するWT1ペプチドパルス樹状細胞ワクチン併用療法の医師主導治験

近年注目されている6種複合免疫療法

がん免疫療法を提供する医療機関は全国にあります。
ここでは一例として、福岡・熊本・横浜に院を構える同仁クリニックが行う「6種複合免疫療法」を、第三者の視点から紹介します。
免疫療法が具体的にどのようなものか、イメージする参考にしてください。

6種類の免疫細胞をチームで活性化させる治療法

6種複合免疫療法は、患者さま自身の血液を少量(約30ml)採取し、その中の6種類の免疫細胞(ヘルパーT細胞・キラーT細胞・NK細胞・NKT細胞・γδ(ガンマデルタ)T細胞・樹状細胞)を取り出して、専用施設で約3週間かけて培養・活性化させます
1,000〜2,000万個だった免疫細胞を20〜50億個にまで増やし、点滴で体内に戻すことで、がんと闘う力を高める治療法です。
役割の異なる6種類の細胞がチームプレーで攻撃するため、1種類だけを使う場合より高い効果が期待できるとされています。

参考:6種複合免疫療法

副作用が少なく、入院も不要

この治療の大きな特徴は、自分自身の細胞を使うため、抗がん剤のような強い副作用やアレルギーがほとんどない点です。
治療は採血と点滴(1回20〜30分程度)のみで完結し、入院の必要がありません。
通院や訪問診療で受けられるため、仕事や家庭での生活を続けながら治療できます。

標準治療との併用で相乗効果が期待できる

6種複合免疫療法は、手術・抗がん剤・放射線といった標準治療と併用できる点も特徴です。
抗がん剤や放射線には免疫力を下げる側面がありますが、6種複合免疫療法に含まれるNKT細胞は抗がん剤や放射線への抵抗力が強いとされ、低下した免疫力を補う役割が期待されています。
実際に同仁がん免疫研究所の調査(2020年6月〜2024年7月、380名対象)では、1クール(6回)を終えた患者さんの
進行抑制率(がんが縮小〜変化なしと判定された割合)が約79%という結果が報告されています。

参考:6種複合免疫療法の治療効果

【がんの治療の選択肢としておすすめする「6種複合免疫療法」

副作用が少なく、他の治療と併用できる!


6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。

治療法は採血と点滴だけの通院治療です。

6種複合免疫療法をおすすめする理由

  • がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
  • 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
  • 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる

がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。

今すぐ詳細を知りたい方は、以下よりお問い合わせください。

膵臓がんに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 膵臓がんはどんな症状から疑えばよいですか?

膵臓がんは初期に症状が出にくいがんですが、みぞおちや背中の痛み、食欲不振、原因のわからない体重減少、皮膚や白目が黄色くなる黄疸などが続く場合は注意が必要です。
また、これまで指摘されていなかった糖尿病が急に発症したり、もともとの糖尿病が急に悪化したりした場合も、きっかけのひとつになることがあります。
気になる症状が続くときは、早めに医療機関を受診しましょう。

Q2. 膵臓がんが心配なときは何科を受診すればよいですか?

まずは消化器内科を受診するのが一般的です。
健康診断や人間ドックで膵臓に関する異常(膵のう胞、膵管の拡張、腫瘍マーカーの上昇など)を指摘された場合も、消化器内科や、肝胆膵を専門とする診療科への相談が勧められます。
かかりつけ医がいる場合は、まず相談して紹介してもらう方法もあります。

Q3. 膵臓がんは遺伝しますか?

膵臓がんそのものが必ず遺伝するわけではありませんが、ご家族に膵臓がんにかかった人がいる「家族歴」は、発症リスクを高める要因のひとつとされています。
特に近い血縁者に複数人いる場合などはリスクが高まることが知られており、心配な方は専門の医療機関で相談することができます。

Q4. 膵臓がんは検診で見つけられますか?

膵臓がんは、現時点で広く確立された「早期発見のための集団検診」がありません。
ただし、糖尿病・慢性膵炎・IPMN(膵管内乳頭粘液性腫瘍)などの持病がある人や家族歴のある人など、リスクが高いと考えられる人については、定期的に腹部超音波・CT・MRI・超音波内視鏡などの検査を受けることが早期発見につながると考えられています。

Q5. ステージ4(末期)と言われました。もう治療法はないのでしょうか?

ステージ4でも、治療の選択肢がなくなるわけではありません。
抗がん剤による薬物療法が中心となりますが、近年は多剤併用療法の進歩により、従来より長くがんの勢いを抑えられる例も報告されています。
抗がん剤が効いて手術が可能になる「コンバージョン手術」が検討される場合もあります。
また、痛みやつらさをやわらげる緩和ケアや、第四の選択肢である免疫療法など、生活の質を保ちながら治療を続ける方法もあります。
まずは主治医とよく相談することが大切です。

Q6. 抗がん剤治療と免疫療法は一緒に受けられますか?

がんの種類や体の状態によりますが、免疫療法の中には、抗がん剤や放射線などの標準治療と併用できるものもあります。
たとえば6種複合免疫療法は、患者さま自身の細胞を使うため副作用が少なく、標準治療と組み合わせて行えるとされています。
ただし、併用が適しているかどうかは一人ひとり異なるため、必ず主治医や治療を行う医療機関に確認したうえで判断してください。

Q7. 免疫療法はどこで受けられますか?費用はどのくらいかかりますか?

がん免疫療法を提供する医療機関は全国にあります。
免疫チェックポイント阻害薬のように保険が適用される治療もあれば、細胞を用いた治療のように自由診療(全額自己負担)となるものもあり、費用は治療内容によって大きく異なります。
検討する際は、治療を行う医療機関に費用や治療内容を直接確認し、納得したうえで判断することが大切です。

早期受診と正しい理解が大切

膵臓がんは、初期症状が出にくく早期発見が難しいこと、進行が早いことから「難治がん」と呼ばれてきました。
しかし、リスク要因を知って生活習慣を見直すこと、リスクの高い人が定期検査を受けること、そして万一進行した場合でも、手術・抗がん剤・放射線・緩和ケア、さらに第四の選択肢である免疫療法まで、選択肢を広く知っておくことが大切です。

「治りにくいがん」というイメージにとらわれて諦めてしまう前に、まずは正しい情報を集め、主治医や家族とよく相談することが何より重要です。
一人で抱え込まず、信頼できる医療者とともに、自分に合った治療を見つけていきましょう。

万が一診断を受けても、希望を失う必要はありません。
標準治療に加え、副作用が少なく生活の質を保てる6種複合免疫療法のような免疫療法という選択肢もあります。
一人で抱え込まず、まずは気軽に相談してみましょう。

【がんの治療の選択肢としておすすめする「6種複合免疫療法」

副作用が少なく、他の治療と併用できる!


6種複合免疫療法は、患者さま自身の免疫細胞を一度体外へ取り出し、活性化・増殖させて体内へ戻すことで、がんと闘う力を高める免疫療法です。

治療法は採血と点滴だけの通院治療です。

6種複合免疫療法をおすすめする理由

  • がん3大療法との併用が可能で、ほぼ全てのがんに対応する
  • 副作用が少ないため、体への負担も小さい治療法である
  • 入院が必要ないため、患者さまの生活のリズムを変えることなく治療を行うことができる

がん治療の選択肢の一つとして、6種複合免疫療法もぜひご検討ください。

今すぐ詳細を知りたい方は、以下よりお問い合わせください。

 

 

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